~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



【2006/4/19 闘病55日目】

乙音と春之進の服は、リビングの家具の一番下の引き出しにしまってありました。
乙音は、そこを開くと散歩に行けることが分かっていたようで、私達がその引き出しの近くへ手を伸ばそうものなら、飛び上がって嬉しそうにしました。
ほんとにお散歩が大好きな子でした。
あと、いつも散歩の時に持ち歩く、水とうんちの処理セットを入れてあった「赤い手提げ」、これに手を掛けても、もう、忙しく動き回っていました(笑)

散歩の時は、春之進は目が殆ど見えていないので、早足程度で走り出すことはなかったのですが、乙音はそんな春之進にお構いなしで、大喜びで駆け出しました。
5mまで自由に伸びるリードに換えてから、乙音は更に散歩が楽しそうでした・・

春之進と乙音の散歩は、乙音が1歳になる少し前までは、当時住んでいた家の近くにあるグラウンドで、リードを付けずに自由に走らせていました。田舎だったので、他に先客がいることは滅多になく、貸切状態でした。春之進の骨格ががっちりしているのは、3ヶ月の頃からそのグラウンドで走らせていたからかもしれません。
乙音はいつも春之進の後を追い、春之進は自由に走り回っていました。
そのグラウンドの近くに養魚場があって、上空にはその魚目当ての「トンビ」が何羽も旋廻しており、春之進がトンビにさらわれそうになったこともありました。慌てて乙音を抱え、楽しそうに走り回る春之進を追ったのですが間に合わず、トンビが捕獲体制になった時には血の気が引きました・・。私はトンビ目掛けて石を投げたのですが、当たらず・・。(一応、リトルリーグ全国大会出場経験があるのですが。。)幸い、トンビの獲物としては春之進はデカ過ぎたらしく、諦めて飛び去って行きました。もし狙われたのが乙音だったら、きっとさらわれてしまったことでしょう・・

春之進が糖尿病から白内障になり、やがて目が殆ど見えていない状態になってから、散歩に連れて行く回数が減りました。目が見えている時の春之進を知っているだけに、見えないのに恐る恐る歩く春之進を見るのが辛かったこともありますが、一番は、私達の怠慢です。。
元気に先へ走ろうとする乙音と、恐る恐る歩く春之進を、一人で散歩させるのはなかなか大変でした。かといって、別々に外へ連れ出そうものなら、「置いていかれた」と、残された方がストレスを感じているのが分かったので、やはり一緒に連れて行きたかったのです。なので、妻と二人で散歩に連れて行ける時が主になり、回数が減ってしまいました。

「もっと散歩に連れて行ってあげればよかった・・」
「走り回れる庭を造ってあげればよかった・・」

病気に関すること以外にも、乙音に対する後悔は尽きません・・

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2006/4/19 闘病55日目

この日も腹水は引かず、お腹が目立つ状態でした。
「皮下点滴をしているから、いつもより少し多いのかな・・」なんて、末期症状の腹水であることなど考えずにいました・・




~続き~

闘病53日目からみられた「首が据わらない」状態がなくなりました。
皮下点滴をし、体力が少し戻った様子でした。
歩くのはまだヨタヨタでしたが、転ぶことは少なくなりました。
痙攣や嘔吐もなく、「回復してきた」という感じがありました。
「腹水」を除いては・・・


    0:10  Ca2.5ml注射
    2:15  飲水(スポイト)15ml
    2:20  ドライフード5g、飲水(スポイト)10ml、胃薬
    3:20  排尿
    5:50  排尿
    7:05  皮下点滴25ml
    8:00  Ca2.5ml、ステロイド0.25ml注射、胃薬
    8:15  排尿
    8:30  にぼし6匹、ニュートリカル×2、飲水
    9:30  ドライフード8g、ニュートリカル×2、飲水
    9:40  排尿
   10:50  飲水(スポイト)10ml、ニュートリカル×1
   10:55  ドライフード5g、ささみジャーキー少々、飲水
          ※妻のメモ「うんうん♪いい感じだ」
   11:50  排尿
   13:00  にぼし15匹、ニュートリカル×1、飲水
   16:00  皮下点滴50ml、Ca2.5ml注射
   18:00  排尿
   18:10  ドライフード4g、ニュートリカル×1、飲水(スポイト)15ml
   20:00  飲水、ニュートリカル×1
   21:20  飲水(スポイト)20ml
   22:25  飲水、胃薬
   22:30  排尿、尿検査:尿糖やや反応


ノートに妻の字で、「うんうん♪いい感じだ」と書いてありました。 
この闘病記は私が書いているので、(無意識に)私が全てやったかの内容で書いてしまっていますが(汗・・)、当然、妻も看ていました。いざと言う時は、男より女性の方が肝が据わっています。。
妻が書いた通り、「いい感じ」であるように思えました。
実際はけしていい状態ではなかったのですが、この日までに何度も地獄を味わっており、何も起こらず、食欲があるだけでほんとに安心できました。
「このまま治るんじゃないかな・・」なんて、思いたくなりました。

我が子の痙攣を体験された方には同感頂けると思いますが、我が子の痙攣を目の当たりにした時、飼い主がどれほど動揺し、どれほど不安に感じるかは、なかなか言葉では言い表せません・・。これまでに乙音の痙攣を7回も見て、つい数日前には、12回もの嘔吐と2回の痙攣を1日で見てしまった私達にとって、「何も起こらない」日がどれだけ心休まったことか・・

この日の乙音は、まあまあ食欲もあり、嘔吐もなく、痙攣の前兆も無く、首も据わり、転ぶ回数も減って、直近の中では良い状態でした。
ただ遊ぶこともなく、必要最低限の動きしかしませんでしたが・・。
ほぼ寝たきり状態でした。。
それでも目つきは良く、私達の呼び掛けにもきちんとこちらを見ました。
スポイトで水を飲ませても、ニュートリカルを舐めさせても、乙音の舌には力強さを感じました。

そんな状態の中、気になったのは「腹水」です。
この日も腹水は引かず、結構目立つ状態でした。
皮下点滴をしているとはいえ、そのせいではない様子です・・
私は「もしや・・」と思いました。
そう、「末期症状の腹水」です。
このまま腹水が引かなければ、その疑いが濃くなります。
今までは、1日という短い時間の中で、引いたり溜まったりを繰り返すことが多かったのですが、既に3日間も引かないままでした・・。
状態は安定しているとは言え、ここへ来て今までと違った症状がみられています。
末期である可能性も、無いとは言えない状態でした・・
それでもまだ、末期であることを否定する気持ちが勝っていました。


寝ているのを起こしてはいけないと思いながら、寝ている乙音の頭を撫でたり、前脚の肉球を触ったりしました。
「あと5日したら、大学病院へ行けるからね。そしたら、先生が乙音を治してくれるからね・・」
そう、心の中で声を掛けながら・・

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by harutsuku | 2006-08-01 16:22 | 闘病記
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