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~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



【2006/4/21 闘病57日目】

ここ数年、使っていないキャリー(クレート)があります。
春之進が家族になった時に買った物なので、かなり古い物ですが・・
春之進と乙音を車に乗せて外に連れて行く時、「ハウス」と言えば、二人勇んでキャリーの中に入って行きました。ケージを使っていなかったので、キャリーが彼らのハウスでした。
キャリーへの入り方にも順番があり、まず春之進が頭から突入し、キャリーの中でくるっと回って入り口に向けてお座りをします。そして、春之進の胸元に乙音が突撃し(笑)、これまたくるっと回ってお座りをしました。
春之進と乙音は体格が倍以上違うので、春之進の胸元に乙音がスッポリはまって、ちょうどいい感じに収まりました。
春之進が、乙音の入るスペースを空けて座っているのも感心なのですが、その懐にちょこんと座っていた乙音が、とても愛しく思えました・・
お出掛けできることにワクワクし、目がキラキラしていた乙音の顔が思い出されます・・

これまた画像がないので、想像して頂くしかないのですが・・

【2006/4/21 闘病57日目】  _b0087891_1051157.jpg




2006/4/21 闘病57日目

・・腹水が引かず、目立つようになっていました。
・・気持ちが悪そうな感じがありました。

被毛が抜け落ち、まるで抗がん剤でも投与しているかの症状がありました・・




~続き~

前日、午前0時近くになって、寝ているものの鼓動が激しい状態でした。
Caの注射は1日3回。
午前0時にも注射することになっていました。


     0:00  Ca 2.5ml注射
     0:30  ※心拍安定する
     2:00  排尿
     4:10  排尿+飲水
     5:45     〃
     8:20  Ca 2.5ml注射、ステロイド0.25ml注射、皮下点滴50ml
           胃薬、ニュートリカル×1
     8:30  排尿
           ※お腹が重そう・・ 座り込むと自力で立ち上がれない。。
            体調は悪くなさそうな顔
    11:25  排便、普通15cm!、飲水
    11:40  パン10口分、飲水(スポイト)
    12:25  ニュートリカル×2、飲水(スポイト)
    15:00  排尿、尿検査:尿糖やや高め
    15:15  ニュートリカル×1、飲水(スポイト)
    15:30  通院  エコー、腹水溜まり大。。
    16:10  Ca 2.5ml注射
    16:40  ドライフード5g、にぼし1匹、パン3口
    16:50  排尿、飲水(スポイト)
    18:45  ニュートリカル×2
    20:30  皮下点滴50ml、胃薬、飲水(スポイト)
    20:40  排尿
    22:50  排尿


腹水はかなり溜まっていました。。
「座ると自力で立ち上がれない」というのは、足腰に力が入らない状態であったことを考慮しても、かなりお腹が重かったのだと思います。
この日の体重は2.0kg・・
つい数日前までは、1.65kg程度だったので、かなりの腹水だったことは想像して頂けると思います・・

トイレに歩く回数も減っていました。
かといって、寝ているのも苦しいらしく、以前のようにじっとして寝ていることはありません。。

食欲もありません。。
パンは食べました。パン好きな私の影響?で、乙音もパンは好きでした。
「少量ならばパンでもいい」という先生のお話だったので、食べたそうにしていた時はパンをあげました。何でも食べてくれれば、私達は少し安心できました。

この日、数日なかった排便がありました。
しかも、硬さ色共に「普通の」便でした。それも15cmという大量の排便・・
この4日後、乙音は虹の橋を渡ることになるのですが、まだ普通の便をしました。
病状がかなり悪いことは感じていましたので、腸の疾患であれば、頻繁な下痢であっていいはず・・
また、肝臓の疾患であれば、黄疸が出てもいいはずでした・・
結局、最期まで黄疸は見られませんでした。
肝臓には異常がなかったので、当然のことですが。。

残り考えられる疾患は、「腎臓」でした。
腎臓疾患であれば、乙音の病状からして、尿糖値が高くなるはずのようです。
ですが、陰性ではないものの、それほど高いという感じではありません。
また、腎臓疾患であれば、ステロイドが効いているのも「納得できる」という先生のお話。
大学病院で診て頂く先生は、腎・泌尿器科の先生です。
それも国内では「スペシャリスト」(※獣医師の話)

「大学病院へ行けば、絶対に判る!」

本当に今すぐにでも診て頂きたい気持ちで一杯でした・・


乙音の病気は、「低タンパク血症」と診断された時から、次のどれかと考えられていました。

    ①肝臓疾患⇒タンパクの生成がされない
    ②腎臓疾患⇒尿にタンパクが漏出する
    ③小腸疾患⇒吸収不良

ずっと肝臓疾患を疑われていました。
腎臓疾患と小腸疾患の可能性は低く見られていました。

小腸疾患ではないと思われた理由は、「頻繁な下痢をしない」ことでした。
腎臓疾患ではないと思われた理由は、「排尿に異常がない」ことでした。

発症時、私が恐れていたのは、心臓・腎臓・肝臓の疾患でした。
心臓疾患はすぐに除外されたのですが、ずっと肝臓疾患の疑いを持たれていました。
「生検での確定」、それしか方法がないと断言されたのですが、MRIでもかなり高い精度で確定できたのでは・・と思います。
生検は細胞を切り取って病理検査するので、乙音にはかなりの負担になります。また、地方の動物病院で生検しても、そのまま病理検査ができる開業医は少ないでしょうから、しかるべき検査機関、大学病院などへ病理検査を依頼することになります。
結果が判るまで、2週間前後の時間が必要と言われていました。

「早く大学病院へ行けばよかった。。」
闘病記が最期の日に近づけば近づくほど、その後悔は大きくなるばかりです・・

【2006/4/21 闘病57日目】  _b0087891_1291491.jpg



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