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~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



【2006/4/24 闘病60日目 ~診察5】 重要な選択1

緊急処置として、乙音は輸血をすることになりました。
輸血が終わるまでの3~4時間で、私と妻は重要な選択をしなければなりません・・

   「入院させるか、連れて帰るか」・・・です。。

【2006/4/24 闘病60日目 ~診察5】 重要な選択1_b0087891_953484.jpg



この一ヶ月、24時間乙音を看ていた疲れ、そして寝不足・・
体力、気力共に、私達は限界に近い状態にありました。。
ですが、このときは全く眠気を感じませんでした。
どうしたら乙音を助けることができるか、守ってあげることができるのか・・
ただそのことだけを考えていました。

「乙音の命は、私達の次の選択に懸かっている」・・その自覚はありました。
今度こそ、「正しい」選択をしなければなりません。。


今まで幾度と無く誤ってしまった「選択」・・

獣医師に言われるまま「様子を見過ぎた」という選択・・
⇒獣医師の話だけを信用せず、自分でも調べて迅速に対処すべきだった。

「原因が分からない」と言われても、地元の病院へ通い続けたという選択・・
⇒もっと高度な検査ができる大学病院等へ連れていくこともできた。


今度こそ、選択を誤ってはいけない・・
もう、間違いは許されない・・

私達は病院を出て、地元の病院の先生に電話で相談するため、そして落ち着いて話し合い、間違いの無い選択をするため、病院近くの緑が生い茂る公園の駐車場へ向かいました。
時間は1時過ぎ。
地元の病院の午後の診察は3時からです。
たぶん電話には出られないだろうな・・と思いながらも、TELしてみました。
・・・やっぱり。。
本当は、早く先生と話がしたかったのですが、仕方ありません。
地元の病院で輸血ができるかどうか、連れて帰るにはそれが重要でした。

肝臓と腎臓に異常はなく、腸に病変があるということが確定したことで、乙音が助かる可能性が見えたように思えました。
但し、依然、予断を許さない状態であることに変わりは無く・・
輸血によって、異常値である「TP、Ca、血糖値」を、一時的にでも正常値に近づけることができたら、手術ができるかもしれない。

けれど、いつ容態が急変するか分からない・・
そのためには、
「輸血もできて、常時看て頂ける大学病院へ入院させるのが一番良いだろう」
・・そう思うのが普通でしょう。
ですが、簡単にその選択はできません。。

私達がどうしても気に懸かること、それは「乙音を独りにすることが不安」ということ、
そして、考えたくないことでしたが、
「もし急変してしまったら、看取ることができないかもしれない」 ・・ということでした。
大学病院へ入院させて、もし危篤になってしまったら、連絡を受けてから急いで大学病院へ向かっても数時間はかかります。
最期に間に合う可能性は高くはないと思いました・・


とても淋しがりやだった乙音です・・

最期は、絶対に私達の腕の中で看取ってあげたい・・
「よく頑張ったね・・」と、褒めてあげたい・・
「ありがとう」と、本当にありがとうと、心から言いたい・・

私も妻も同じ思いでした。


乙音が治る道の選択、
そして、万が一のときに看取れないなんてことがないようにするためには・・

とにかく落ち着いて、一つずつ、考えていくことにしました・・


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by harutsuku | 2006-09-09 10:02 | 闘病記
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