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~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



【神経の病気について ~てんかん(1)~】
※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。

※このところ更新が滞っており、誠に申し訳ありません。。


神経病は、「てんかん」「椎間板ヘルニア」が主な病気になるそうです。
脳や中枢神経を痛めるなどによって起こる病気を神経病と分類するようです。
そのうちの「てんかん」について。

以前から、このブログへお越しくださる方の中で最も多い検索ワードは「痙攣」です。
てんかんは、痙攣発作などの症状がありますが、見た目に現れる痙攣症状は、原因別に二つに分類されるようです。

一つは「真性てんかん」で、脳に異常がない場合。(先天性)
二つ目は「症候性てんかん」で、てんかんの症状はあるものの、原因(脳腫瘍など)が別にある場合。(後天性)

真性てんかんは、元々、てんかんを起こす体質の場合で、この場合はてんかん薬での治療となるようです。
注意しなければならないのは、「症候性てんかんを、真性てんかんと間違って治療する」ことであって、てんかん(痙攣等)の原因は別にあるため、てんかん薬だけの治療では良くなりません。原因となっている病気等の治療が必要になります。

両者の判別の方法ですが、「真性てんかんの場合は、数分程度の発作の後はケロッとしている」のに対し、「症候性の場合は、他の異常行動や他の症状が現れる」という違いを見極めることだとか。
※異常行動:徘徊、暗がりに行きたがる、足がひっくりかえる、首が傾く、グルグル回る、壁に頭を押し付ける・・など

真性なのか症候性なのかを早い段階で見極めるため、飼い主の観察がとても重要のようです。発作を起こした前後の行動を正確に獣医に伝えることで、異常な行動をしているかどうかの判断ができるからです。

とは言え・・
私も乙音が最初に痙攣を起こした時は冷静でいられなかったので、偉そうに言えたものではありませんが、できれば様子を動画撮影するのが良いと思います。言葉での説明は、解釈が入る分、正確ではないので・・


乙音の場合、痙攣を起こした時には、低タンパク血症と低カルシウム血症、低血糖だと判りましたので、症候性であることは明らかでした。
発作後に病院へ連れて行けば、血液検査をすると思いますが、Caと血糖値を測ったかどうか、その数値の確認をお忘れなく。

「低カルシウム血症、低血糖」←脳以外の痙攣の原因ですが、他にも「低酸素症」というものもあるようです。心臓が悪いために脳への血の巡りが悪くなり、痙攣などを起こすようです。

症候性の場合の原因疾患には、脳腫瘍、ジステンパー脳炎、肉芽腫性脳炎、壊死性髄膜脳炎、中枢神経の組織球症などがあるそうです。
どれも完治の困難な病気のようです。。

てんかんは、「発作を繰り返す」特徴があるので、何度も発作を起こさない場合は、てんかんではないと言えるようです。


すいません、続きは次回で・・


【神経病のスペシャリスト】

埼玉県三郷市2-160-4
戸ヶ崎動物病院
諸角元二・獣医師
TEL 048-955-8179

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by harutsuku | 2006-12-21 22:05 | 病気について
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