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~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



【心臓の病気】
※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。

心臓病について。
心臓病は大きく二つに分かれるそうです。
そして、それぞれ多いと言われる病気は下記の通りです。
  
    先天性・・・心臓の生まれつきの奇形

          ・動脈管開存症
          ・心房中隔欠損症
          ・心室中隔欠損症 
          ・僧帽弁閉鎖不全症  
          ・肺動脈狭窄症
          ・ファロー四微症  ・・など

    後天性・・・正常だった弁や神経機能に異常が起こる

          ・僧帽弁閉鎖不全症
          ・心不全
          ・フィラリア症  ・・など

心臓に奇形のある確率は、0.5%程度という統計があるようです。
生後数ヶ月頃に、「元気がなかったり、成長が遅かったりする」ことが多く、また「可愛い顔をしている子犬に多い」・・という説もあるようです。

心臓病は、「弁の機能不全・形成不全」「動脈異常などによる血流阻害」「欠損(穴が開くなど)」・・が多いようです。
特に弁の異常は多く、また手術の難易度も高いようです。
そして、人工弁(チタン製)への置換手術の場合、手術費用はかなりの高額になるようです。。

心臓内の血液の流れについて。
犬の心臓は「左心房、左心室、右心房、右心室」の4つに分かれており、それぞれに弁があります。
これらの弁によって、心臓内の血流は一方通行に規制されています。

 全身を巡った汚れた血液⇒右心房⇒右心室⇒〔肺動脈〕⇒
               ⇒左心房⇒〔僧帽弁〕⇒左心室⇒大動脈⇒全身へ

この流れ方のどこかに異常があると、血液中に酸素が充分に取り込まれなかったり、肺に血が溜まったり・・という現象が起こってしまいます。

心臓病の主な症状は下記になるようです。
 
   ・少しの運動で息切れする
   ・呼吸困難
   ・咳をする(コンコン、ゼーゼー、激しい咳)
   ・不整脈
   ・幼少期からの成長不良
   ・舌全体の色が薄くなる(貧血状態)  
   ・お腹や脚のむくみ
   ・胸水、腹水
   ・下痢、便秘
   ・肝臓の腫れ
   ・尿の量が少なくなる ・・・など。

特に「咳」「呼吸の異常」は、心臓病に共通と言ってよい症状のようです。
心臓に入った血液は、肺に送られてから心臓に戻るので、血液の流れに異常があると、肺に水が溜まる「肺水腫」になり易いようです。
(ちなみにこの「水」は、血液中から血管をしみ出てくるものです。)


一般的な治療法について。(代表的な心臓病については、後日記事にする予定です)

    投薬治療・・強心剤、血管拡張剤、利尿剤など、
          ※「心臓機能強化・血圧を下げる・むくみを取る」

    手術・・・・機能・形成不全箇所の人工物への置換、修復など


後天的な心臓病は、特に10歳頃から発症率が高くなるもの(僧帽弁閉鎖不全症)があり、息切れなどの症状が加齢によるものか病気によるものかの判断が難しい感じがします。。
ただ、「咳には要注意」ということは言えるかもしれません。

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by harutsuku | 2007-01-12 22:38 | 病気について
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