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~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



【血液検査項目5 クロール(Cl)について】

Ca・P(リン)・Naに続き、血液検査のうちの電解質項目:クロール(Cl)について。


   正常値 犬:105~115(mEq/L)程度 猫:117~123 程度

クロールって、他の電解質に比べて聞き慣れないですね。
NaCl(塩)の「Cl」です。
塩分の形で摂取されるようですので、Naとの関わりが大きいようです。
役割としては、主に「体内の水分保持」「浸透圧の調節」。
胃酸にも含まれているようです。


《数値が低い場合》
   ・(胃による)嘔吐
   ・副腎皮質機能低下症(アジソン病)

《数値が高い場合》
   ・Clの入った薬の服用中
   ・利尿剤の投与中
   ・硫黄による中毒
   ・脱水
   ・Na値が高い場合と同じ疾患(浸透性利尿、尿崩症、腎疾患など)

測定誤差要因としては、「偽性低クロール血症」「脂血症」「高タンパク血症」。


胃酸に含まれていることから、胃の不調による嘔吐で失われ、この場合は、ナトリウム値よりも(比率として)低い値を示すようです。
Naとの関係が深いため、NaとClは同時に測定することが望ましいようで、またK(カリウム)によっても変動することがあるようです。


参考にしている本では、他の項目に比べ、記述はかなり少なかったです。
いまいち、すっきりしない検査項目でした・・
この項目のみで判断するようなことはあまりないのかもしれません。
素人の飼い主としてチェックするのは、「NaやKを測ったときにClも測定しているか?」とかでしょうか。
もしClを測ることがあった場合、獣医師に「Clで何が分かるの?」と聞いてみるのもいいかもしれません。
by harutsuku | 2007-09-05 00:34 | 検査・治療の知識
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