~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



【ペットフードの安全性について】

先の記事のアンケートにご回答頂いた方々、お忙しい中ご協力ありがとうございました。
「参考になったこと」という設問で、闘病記と飼い主の知識が多かったのは嬉しかったです。
「知りたいこと」では、病気の治療法とペットフードについてが多いようです。
設問に上げておきながら何ですが、これらはすぐには参考になるようなことは書けません。
医療に携わってもいない私ですので、書籍等で調べなければなりませんので、相当時間が掛かることだと思います。
ですが、必ず書きますのでお待ち下さい。

さて、ペットフードについては、健康な子・闘病中の子に関わらず、飼い主の方の関心が高いことだと思います。
ペットフードについて、どのフードでも成分表は記載されていますが、それだけでは、
「本当に安全なのか?」は分りません。
その辺りのことについて、少し書いてみます。
(あくまで私の自論ですので、ご参考まで。)


ペットフードには、成分の安全基準・規制がないと言います。
また、成分の表示義務も無いようです。
とは言え、市販のフードやおやつなどには成分が書かれているのが普通だと思います。
これはメーカーの自主的な行為のようですが、ドッグフードやキャットフードを買う飼い主のことを考えれば、成分表が書いてあった方が「売れる」のは当然のことであって、だからと言って、「成分表を信じる=安全なものしか入っていない」・・ということとは「別問題」だと思います。

問題は2つあると思います。

1つ目は・・「成分としては確かであるが、安全な成分なのかは分らない」
2つ目は・・「成分表示されていない成分が、入っていないとは限らない」
・・ということです。

成分表示が自主的なものである限り、また、その自主的な行為の目的が「売るため」である限り、成分表示をそのまま信じるのは恐い気がします。


ご興味のある方だけ↓
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※成分分析についての基礎知識

食品の成分検査には、分析装置というものを使います。
種類はいろいろあって、分析の方法もいろいろあるのですが、分析方法の基本は、
「物質固有の性質を見て、その物質を特定する」・・です。

光は「波」というのはご存知だと思いますが、光には波の幅が幾つもあります。
赤外線や紫外線は光ですが、どちらも波の幅が違います。

成分を知りたい物質にある光(紫外線や赤外線など)を当てると、成分の物質によって特定の幅(波長)の光を吸収するものがあります。
物質ごとに、「どの波長の光をどのくらい吸収するか」が分っているので、「〇〇が含まれている」ということが分かります。
↓こんな感じに。(横軸は光の波長、縦軸は吸光度)

b0087891_2014447.jpg
 
また、その成分がどのくらい含まれているかが分る装置もあります。
光を使う方法以外にも、濾過速度などで成分を特定する方法があります。
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「成分としては確かであるが、安全な成分なのかは分らない」

成分として、「〇〇が入っている」ということに、(多くの場合)恐らくウソはないと思います。
虚偽表示がバレたときのメーカーのリスクは大きいからです。
ただ、安全性を考えた場合は、「〇〇が入っている」ということだけでは判断できません。
純粋な成分でも、不純物の混じった同じ成分でも、成分分析では同じ物質と認識できるからです。

ちょっと極端に言うと・・

例えば、人間用の塩でも、「合成された塩」と「純粋な塩」は、くくりは同じ「塩」です。
厳密に言えば、これらには違いが出るはずですが、フードの自主的な成分表示でそこまで良心的に表示することもないでしょう。
不純物が混じっていても、「塩」の特性を示すのであれば、表示は「塩」です。

「ビーフ」であっても、「安全な餌で飼育された牛」と、「危険な添加物が入った餌で飼育された牛」、どれも同じ「ビーフ」ですね。
直接フードに添加されていなくても、原料となる物に危険な物が使われていたとしたら、そのフードは「絶対安全」・・とは言えないと思います。


「成分表示されていない成分が、入っていないとは限らない」

・・こっちの方が恐いです。
「ペットフードの成分表示に公な規制はない」のですから、不都合のある成分が入っていても、「表示しなければならない」義務はありません。
また、こんなこともあります。
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メーカーの自主規制によって原材料の80%以上(大まかな表示が認められていますので厳密な原材料の表記は必要がありません)を表示すればよいことになっています。
  (※TLCドッグフードHPより引用)
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成分の20%弱は、「表示しなくても良い」のです。
たとえ何が入っていても・・。



では、「安全なフードはどれなのか?」ですね。
これは分りません。
二次的(原料の餌や肥料など)に危険な物質が使われていても、相当詳しく調べないと分らないからです。
フードの原料から安全性を確認し、フードが出来上がるまでの一部始終を見ないことには・・。
それでも「絶対大丈夫」とは、おそらく言えないと思います。
規制が厳しい人間の食べ物だって、収益を上げるために様々な偽装がある世の中です。


じゃ、どうするか。

「中立的な第三者が調べた結果を鵜呑みにする」か、「実際に与えて何ごとも起こらないのを確認する」・・・でしょうか。
長い期間有害物質が蓄積されて病気になることもあるので、後者はお薦めできることではありませんが・・。

ペットフード業界の実態を暴露し、その流れ(安全性より収益性)に逆らっているようなメーカーを信じてみる・・ということもひとつです。

獣医師が勧めるフードはどうか?・・ですが、あくまでも私の考えですが、それだけでは信用できません。
入っているものに間違いはないでしょうし、動物の体に合った成分割合や、必要な栄養素なども添加されているので、悪いとは思いませんが。
結局、「素性がハッキリしない」ように思えます。

でも、そんなことを言っていたらキリがないとも思います。
手作りしたとしても、材料が本当に安全なのかどうかを、自分で確かめることもできないから。。
たとえ無農薬で自分で栽培したものだけを使ったとしても、二次的に「土壌や水」が安全かどうかは調べないと分らないから。

あと、「国産だから安全」・・というのは果たしてどうかな??・・と思います。
中国産の原料を使っていても、国内で製造すれば「国産」だからです。
ほとんどの場合、材料の生産国までは表示されません。

も一つ。
「有名メーカーだから安全」・・これもどうでしょう。
会社が大きくなったという背景には、「収益性が良い」ということが必ずあります。
「有名=知名度がある ←多額の広告宣伝費を使っている」・・ということもあるでしょう。
一般的に、利益を上げるためには、「薄利多売」か「収益性が高い」かのどちらかです。
後者の場合であったならば、「安い原材料を使っている=安全性が疑わしい」ということが、かなり高い確率で言えると思います。


今の段階で言えるのは、
「人間の食べ物でさえ危険なものが知らずに入っていることもあるのだから、ペットフードの安全性はもっと酷いであろう」・・ということだけです。
その前提に立った上で、より安全と思われる製品を選ぶしかないと思います。
もっと言えば、「本当に動物のことを考えているメーカーの製品」です。
まあ、これもメーカーの一方的なPRでしか判断できないのですが。。

また調べてみますね・・
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by harutsuku | 2007-10-16 20:07 | 飼い主の知識
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