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~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



【ホルモン分泌異常の影響】

ずいぶんとご無沙汰しております・・

甲状腺機能亢進症の子(猫)の飼い主の方から、合併症である肥大性心筋症について情報を探されているというコメントを頂いておりました。
甲状腺ホルモンなど、ホルモンの分泌異常によって、何故に心臓病などを併発するかについては、正直、私もしっかり理解できておりません。。
ただ、およそ理解していることとして、書いてみたいと思います。


ホルモンの分泌は、体内でとても重要かつ繊細なことのようで、ホルモンバランスが少し崩れただけで、いろいろな症状が出るようです。
(これはもちろん人間も同じことで、思い当たる方も多いと思います。)

ホルモンの分泌が何故異常になってしまうかの原因はいろいろあるようですが、ホルモン分泌を制御している脳の異常(指令系統の異常)、ホルモン量を検出する機能の異常(特定のタンパクの変異など)などがあり、遺伝性のこともあれば、他の病気や細胞などの異常によって引き起こされる後天性のものがあります。
甲状腺ホルモンは、細胞の代謝を高める作用があり、亢進(こうしん:分泌量が多い)の場合、常に細胞の代謝を良くしようという状態になります。
「代謝は良い方が良いのでは?」と思いますが、人間も動物も、体は微妙なバランスの上で成り立っているので、ある機能だけが良すぎるのも問題になるようです。

「代謝が良い」というのは、言い換えれば「血流(リンパの流れ)が良い」ということです。
ということは、心臓の働きが良いことになります。
甲状腺機能亢進症の場合、「(代謝を良くするために)心臓が過剰に働いている」状態で、症状として動悸が見られるようです。
心臓は主に筋肉ですから、鍛えれば(過剰に動けば)発達します。
そして、心筋は肥大してしまいます。
心筋が肥大して特に問題になるのは、「血液を送り出す側(左)と戻って来る側(右)」のバランスが崩れるように、「特定の部分だけが肥大する」場合です。



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心臓の役割はポンプですから、「送り出す血液量」と「(自然に)戻ってくる血液量」のバランスが崩れると、「心臓の中で」血液量が足りなくなったり、多過ぎたりします。
ポリタンクの灯油をファンヒーターなどのタンクに給油する時に、手動や電動のポンプを使われると思いますが、ポリタンクの灯油が少なくなった時、スムーズに給油できなくなって、ポンプの中に灯油が溜まりますよね?いくら送り出そうとしても。
このポンプの状態が、うっ血です。

心臓は、血液を送り出す時に収縮し、元の大きさに戻る力で古い血液を引き込みます。
血圧検査で、「上の血圧と下の血圧」がありますが、上は送り出す圧力で、下は引き込む圧力です。
古い血液と新しい血液が混じらないように、心臓の動きに合わせて「弁」が動きますが、この弁がしっかり機能しないと、上と下の血圧は異常値を示し、肺に新しい血液が流れ込んだり、うっ血したりします。
心臓病は、「(血液の)送り出しと引き込みの異常」または「それぞれの弁の動きの異常」のどちらかと言っていいかもしれません。
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心筋肥大の原因には、心臓(4つの部屋に分かれている)内部の血流バランスによるものもあり、心室や心房・弁の異常によって、ある部分の心筋だけが発達(肥大)し、心臓から送り出される血液量が増え、本来流れてはいけないところに血液が流れ込んでしまう(逆流)ことがあります。
肺に流れれば、肺の内部圧が高まり、肺水腫という「肺に水が溜まる」状態になります。
(※全身に血液を送り出す、左心室・左心房が弱っても、肺水腫になります。)
この状態では、呼吸困難に陥ります。

「心臓病になると、どうして水(胸水)が出来るのか?」ですが、血流の異常によって、血管から血液の水分が漏れ出す(漏出液)ことで起きるようです。(漏出液は、ほぼ水)
心臓へ戻ってくる血液の圧力(静脈圧)が高くなり過ぎて、血管の水分バリアが破られるイメージでしょうか。
他に、乙音と同じように、低タンパク(アルブミン)血症の場合も、血管の水分バリアが破られて、体内に水が溜まってしまいます。。

他、炎症が原因で水が溜まる場合があります。
この場合は、滲出液(浸出液)と言って、蛋白質や細胞成分が多く含まれるようです。



ホルモン分泌の異常による病気は、原因が原因(脳やタンパク異常など)だけに、外科的治療(手術)ではなく、内科的治療(投薬など)によってコントロールしていくことになるようです。

  過去記事 【わかりにくい 内分泌の病気-1-】
         【わかりにくい 内分泌の病気-2-】
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by harutsuku | 2008-02-06 01:28 | 病気について
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