~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



2006年 05月 07日 ( 2 )
【春之進のこと】

我家には、9歳5ヶ月になる、乙音と同じヨーキーの春之進(♂)がいます。  b0087891_16453388.jpg
乙音が家族になってから、それまで腕白だった春之進は、乙音のお転婆ぶりに圧倒されたのか、お兄ちゃんの自覚が芽生えたのか、とても大人(?)になりました。
自宅を新築し、庭を造ってあげようと思っていた矢先の5歳の春、糖尿病になってしまい、発症後まもなく白内障になって、今では殆ど目が見えていない様子です。
それからというもの、行動に更に制限がでてしまって、大好きな散歩も、見えていないだけに恐る恐る歩く感じです。昔は「脱走常習犯」で、こちらが青くなって追いかけているのも知らずに、「へへへっー、楽しっ!!」てな感じで、駆けずり回っていました(笑)。
私と妻は、そんな春之進を追いかけながら、それはそれで、結構楽しかったのを覚えています。

この子は、7ヶ月で去勢後、3歳時で5kg超えまで大きくなりました。(現在は4kg) 
仕事が忙しく、あまり散歩に連れていってあげられなくなったことと、1歳になる前に引越しをした家が、家族になった当時の家より外の景色が見れないことで、かなりストレスを感じていたのだと思います。
糖尿病になったのも、獣医の先生は「遺伝だと思う」と仰いましたが、「運動不足」「過度のストレス」が大きかったのでは・・と思っています。
これは、私達の責任です。。

乙音が亡くなった時、乙音の亡骸に春之進を会わせたところ、「クン、クン」と、何度も乙音の匂いを嗅いでいました。その後、いつもは乙音を避けて離れたところで寝ている(乙音がいつもちょろちょろしてたので、熟睡できなかったのでしょう)のに、この時は、乙音の顔に鼻先を向けて伏せていました。
『分かるんだね。。』 と、春之進のその姿を見てまた涙。。
その晩は、1ヶ月振りに寝室で、私と妻と春之進と乙音の4人で「川の字」(一本多いですが)になって寝ました。

b0087891_17361584.jpg
乙音が亡くなってからの春之進ですが、やはり淋しいのでしょう。
8年振りの独りのお留守番は、今も慣れないようです。

夜帰宅し、玄関のドアを開けると、春之進は必ず目の前で待っています。

私達の車の音を聞き分けて、目が見えないのに、暗い中、階段(2階がリビングなので)を降りて来ているのですね・・。

5日ほど前、天気が良かったので、春之進の青いリードに乙音の赤いリードを絡ませて、春之進を散歩に連れて行きました。乙音も一緒に散歩させている「気分」を味わいたかった・・ので。
いつも散歩する時は、乙音はとっても大はしゃぎで、目が見えない春之進のことはお構いなく、どんどん先に走って行こうとしました。なので、乙音はいつも5mまで自由に伸びるリードを付けていました。

私の眼には、いつも先を行く、乙音の姿が見えません。。。。

ごめんね、春之進。
まだお散歩は哀し過ぎるよ・・。
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by harutsuku | 2006-05-07 17:57 | 春之進
自然治癒力
乙音の状態は、〔低タンパク血症・低Ca血症・低血糖〕と、判明してるだけで3項目もの異常値がみられました。しかも、どの数値も標準値をかなり下回っていました。
一晩に二回の痙攣を起こしたことにより、2日後に予定していた生検はできなくなってしまいました。体力を消耗したことと、生検するには全身麻酔をしなければならず、麻酔による危険性があるからでした。(麻酔について

b0087891_11122878.jpg生検では、「肝細胞の採取」を予定していましたが、同時に「エコーによる詳細な検査」もするはずでした。エコー診断は、何度か行いましたが、胸水・腹水・心臓の状態観察が主目的で、便秘気味の時には腸の状態も診て頂いていました。エコー画像は、そのままでは素人の私が見てもあまり良く分かりません。。先生に説明を聞きながら、胸水・腹水の有無と心臓の状態などを見ました。
しかし、エコー画像は見難い。。今では、「3D超音波」なる装置があり、人間の胎児の顔などを立体的に映し出すことができるようですが、そういった装置が早く動物にも適用されるようになればいいと思います。(価格が相当安くならないと無理でしょうね・・)

動物病院から帰宅後、乙音が下痢をしました。
今までも下痢をすることはありましたが、決まって数日便秘の後、下痢に混じって「普通の」便をするパターンでしたが、この日は下痢のみでした。
「変だなぁ・・」とは思いましたが、この日はその一回だけでしたし、その後食欲もあったので、あまり気にしませんでした。。
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当時は、獣医先生から処方された缶詰(ウォルサム セレクトプロテイン)を優先的に食べさせるようにしていました。これは消化も良く、低脂肪・高タンパクなので、乙音のような「低タンパク血症」には最適な食餌とのこと。ちなみに、犬用ではなく猫用でした。猫用の方が匂いが強いためか、食いつきが良かったからです。(犬用は全く食べません。。こらっ)

下痢の後、食欲は旺盛で、セレクト缶(100g)を1/4ずつ、6時間で4回に分けて食べました。その他、ささみと卵白入りのおかゆを小皿1杯分(20gくらい)、ささみを1/10。いつもに比べ、かなりの量でしたが、吸収不良に陥っている乙音にとっては、そのうち、どの位が身になるのか分かりません。お腹の張り具合を見ながら、要求するまま食べさせてみました。

犬などの動物は、「自然治癒力が人間より優れている」と聞いたことがあります。
確かに、今までの乙音を見ていると、痙攣後の行動(排尿→飲水→排尿→飲水・・の繰り返し)にしても、解毒の行動と見ることもできます。今日、食欲が旺盛なのも、「体力を付けよう」という本能からなのかな・・と思いました。
乙音は今までの8年余り、ほんとに病気一つしませんでした。いつも元気で、「元気過ぎる」と思うくらい、良く動き、良く食べ、良く寝ます。ごくたまに調子が悪そうな時もありましたが、すぐに回復し、元気になっていました。
そんな乙音の「自然治癒力」に期待していました・・

また、乙音はとても我慢強い娘で、「痛み」があるだろう注射や、以前の分娩時にも「キャン」一つ言わず、耐えます。春之進は、ツメ切りひとつ取っても、切る前から「キャン、キャン、キャン・・!」と凄いのに(笑)
後に、この「忍耐力」が災いすることになろうとは・・。。

次の日も、食欲は旺盛です。
お腹の張りはありました。元気はあったので、「食べていて、排便がない」ことに、「また便秘かぁ・・」と思いつつ。
『沢山食べて、早く体力回復してな・・』 と、声を掛けながら、少量ずつ数回に分けて、セレクト缶・ささみ・おかゆを食べさせました。

・・・数時間後、お腹の張りが大きくなってきました。。
『やっぱり、食べさせ過ぎた。。』 少し後悔しました。
お腹が重いのでしょう。歩く姿は「ガニマタ」。病気でなければ、笑ってしまうような格好です。
便秘の改善になるかもと思い、初期の便秘の時に処方して頂いた薬(コロネル)を飲ませました。寝ていても、いつもより大きく呼吸をしています。
残念ながら、今日は日曜日。病院は休診日です。。
獣医先生のご自宅の電話番号は伺っておきましたので、もう少し様子を見て、状態が良くならなければ電話するつもりでいました。

b0087891_1112481.jpgコロネルを飲ませて2時間後、乙音がトイレに歩き出します。
排便スタイルになりました! 痩せてしまって、体力もないので、踏ん張りが利きません。。
かなりヨタヨタしながら、力を振り絞って踏ん張っています。
『頑張れっ!』 乙音が私に気を取られないよう、陰から覗いて応援します。
1分後、シャウエッセン位の「普通の」便をしました!
「普通の」便だったことで安心しました。

本人、かなりすっきりしたご様子(笑) 排便後、すやすやと眠りにつきました。
可愛い寝顔を見ながら、『早く良くなってな。』 と、声を掛けることしかできない自分の無力さを感じずにはいられませんでした・・・。


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by harutsuku | 2006-05-07 11:15 | 闘病記



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