~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



2006年 05月 23日 ( 1 )
ステロイドの副作用? ~水晶体の白濁
闘病37日目辺りから、乙音に異変がありました。

眼球の水晶体の白濁です・・。

この頃は、痙攣はしないものの、たまに嘔吐することがありました。
体重は、発症時(2.2kg)から2週間で500gも減って1.7kgのまま・・
多飲多尿は相変わらずで、飲水量は平均300ml/日以上、排尿回数は20回/日前後。
TP(血漿総タンパク)は2.7~2.9、血中Caは3.1~3.5、おまけに低血糖の傾向あり。。

・・・確実に病魔に冒されてきていました。。

ステロイドは、確か3月中旬過ぎ頃から服用し、当初の2週間は朝晩1錠(5mg)。
次の段階(服用3週目~)は、朝のみ1錠。
その次(服用4週目~)は、一日おきに朝のみ0.5錠。
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ステロイドは、ご存知の通りアレルギー皮膚炎やアトピー、炎症に効く薬です。(免疫抑制・抗炎症作用) 劇的な効果を示す一方、数々の副作用もあります。ステロイドの種類として、プレドニゾロン(錠剤)、デキサメタゾン(塗り薬)が一般的な物のようです。
ステロイドを塗り薬として患部につける場合は良いのですが、錠剤で服用あるいは注射で投与する場合、効いて欲しい患部以外に作用してしまうことで副作用が起きます。

【副腎皮質ステロイドの副作用(代表的なもの)】
 1)軽度
  ● 異常にのどが渇く      ● 食欲が異常に増進する
  ● 尿失禁    ● 筋肉が虚弱化する
  ● 免疫抑制           ● 流産の可能性
  ● 膵炎の危険性        ● 無気力・あえぎ症状
  ● クッシング症候群(脱毛)  ● 多食症
 2)重度
  ●消化性潰瘍(胃潰瘍)    ●糖尿病
  ●骨粗鬆症   ●副腎の機能低下

ステロイドの投与量と投与期間によっては、元々の病気で起こりえない症状が出てくるようです。(怖いですね・・) 厄介なのは、「耐性」(=効かなくなる)と、「リバウンド」(=投与を急に止めると症状が悪化する)です。
「耐性」の場合、最初は少しの量で効いていたのに、より多量でないと効き目が現れないことになります。
「リバウンド」の場合、副腎で作られるホルモンを人工的に補うわけですから、投与量が多過ぎたり投与期間が長かったりすると、副腎の機能低下により、治療前より症状が悪化してしまいます。

免疫抑制により、体の抵抗力がなくなりますので、感染症を併発する場合もあるとのこと。乙音の場合は、ステロイドと抗生剤(※細菌に効く。ウィルスには無効)をセットで服用していました。
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私は専門家ではありませんのでこれ以上のことは書けませんが、獣医師よりステロイドの処方をされた時は、
①投与の目的(むやみに処方する獣医師もいるようなので)
②投与の量と期間(最初は多く次第に少なくしていくはず)
③副作用の可能性
・・・などについてお話を伺っておいた方がよいと思います。特に、治療途中で病院を変える場合、ステロイドを服用していたことを伝えないと、再度過剰に投与されてしまうこともあるかもしれません。
獣医師から処方された薬について、飼い主は全て把握しておいた方が良いと思います。動物専用の薬もありますが、ステロイドのように人間と同じ薬もあり、効果や服用量は人間と全く同じではないと考えられます。(人間のように膨大な臨床試験で効果や副作用のデータを取っているわけではないでしょうし。) 人間の場合は、処方箋で薬をもらえばその効果や注意事項を書いた紙も一緒にもらえるので、どんな薬なのか分かりますし、他の病院へ行く時にその紙を持っていけば、「今まで飲んでいた薬」を正確に伝えることが出来ます。動物の場合は、薬の細かい説明をされずに処方されることも多いので、これは飼い主がしっかり調べておくことだと思います。    
⇒⇒【動物の薬ホームページ(東京大学獣医薬理学教室)
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乙音の水晶体の白濁は、ステロイドの副作用(白内障)だったようです・・


乙音の場合吸収不良だったので、ステロイドの副作用の一つ「食欲旺盛になる」ことも期待していたようですが、思ったほど食欲は増進しませんでした。あるいは、ステロイドを服用していなければ、もっと食べなかったのかもしれません・・。

水晶体の白濁を見つけて、私は何とも言えない気持ちになりました。。
治療、しかも内臓疾患の治療をしているはずが、白内障になってしまうなんて・・。
散歩が好きで、走るのが好きで、私や妻にいつも付いて回っていた乙音でした。
春之進のように目が見えなくなってしまっては、病気が治ったとしても可哀想過ぎました・・

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幸い、最期まで目は見えてはいたようです・・・
それが、せめてもの救いでした・・









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by harutsuku | 2006-05-23 22:32 | 闘病記



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