~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



2006年 08月 30日 ( 1 )
【2006/4/24 闘病60日目 ~診察2】 

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乙音が検査に入りました・・
検査で原因疾患が判り、効果的な治療ができることを願っていました。

乙音を先生に託し、私と妻は、歩いて大学病院近くにあるコンビニへ行きました。
結果が出るまで2時間程度の時間があり、気分転換も兼ねて外の空気を吸いたかったからです。

春之進を家族に迎えて9年余り、その1年後に乙音が加わって2人+2犬家族になった我が家は、何やかや言っても、春之進と乙音が居ない生活など考えられず・・

   「この子達が死んじゃったら、どんな生活になるんだろ・・」

以前、ふと妻が投げ掛けたその問いに、返す言葉がない私でした。。


この日までの1ヶ月間、1日24時間、常に乙音の傍に付いていた私達は、今まさに検査が始まったであろう乙音に思いを馳せ、私と妻のどちらの腕にも居ない乙音のことを案じていました・・

b0087891_16472770.jpg

     今、どんな検査をしているんだろう・・      
     乙音は今、どんな気持ちなのだろう・・
 
          淋しい ?
          不安 ?
          恐い ?


地元の病院では、飼い主も診察室に入れるので、検査中でも乙音の傍に付いていることができました。採血されようが、ベトベトするジェルを塗られてエコー検査をされようが、乙音はいつも嫌がることなくジッとしていました。先生にも看護士の方にも、「いい子だね、ほんとうに」「大概の子は凄く嫌がるんですけどね・・乙音ちゃんは偉いねー」と、いつも褒められていた乙音でした・・

「今、きっと沢山の方に囲まれて、次々と検査を受けているんだろうなぁ・・」
・・そう思うと、乙音の傍に付いていてあげたい気持ちに駆られ、落ち着きませんでした。。

時間潰しのための雑誌と、ストレス発散のためにお菓子などをコンビニで買い込み、早々と病院の待合室に戻りました。
待合室は、より多くの患者さんで埋まっていました。
見た目、元気そうな子も居れば、歩けない子、エリザベスカラーを付けた子など、
どの子の飼い主の方も、不安そうに見えました。。
皆、元気になろうね・・・

私達は、乙音が入っていった診察室の前の長椅子に座り、乙音の結果が出るのを待ちました。10時過ぎ頃から検査に入ったので、12時頃には検査結果が出るはずです。
この待ち時間は、とても長かった・・
乙音の状態からは全身麻酔は無理で、できる検査と言えば、地元の病院で行う検査とほぼ同じのはず・・

「検査しましたが、原因が判りません・・」
「原因は判りましたが、治療の手立てがありません・・」
「このまま、お引取り下さい・・」

・・こんな言葉が返ってきたらどうしよう。。
次々と診察室へ出入りする他の子の中にも、こんな言葉を言われる子がいるのだろうか・・

治療や検査を終え、そのまま帰れる子もたくさんいました。
更なる検査をする子もいました。
先ほどまで待合室で私達と話をしていたヨーキーくんご夫婦が、別の診察室からでて来られました。奥さんがその子を抱いて、そのまま病院を出ていきます・・
奥さんの後姿しか見れませんでしたが、その背中からは、良い診断でなかったような気がしました。。それでも連れて帰って行くようだし、気のせいかな・・と思い、さっきまでお互いの子を心配し合っていたので、私は会計を待つご主人の許へ行ってしまいました。。

  「どうでした?」

そう声を掛けた私を見たご主人の目には、涙が浮かんでいました・・
しまった!・・と思いましたが、もう聞いてしまった。。

  「心臓の・・ガンだそうです。。 余命2ヶ月・・です。。」

え?! あんなに元気そうなのに・・
私は何と言っていいか、うまい言葉が出ませんでした。。
「すみません。。」「うちの乙音もそうかもしれない・・」「ごめんなさい。。」
ご主人は、「いえ、いいんです。良い結果が出るといいですね・・」
確かそう言って下さったと思います。

冷やかしで様子を聞きに行ったわけではありませんが、言葉を掛けるんじゃなかった。。
凄く反省しました。。
席に戻って、そのことを妻に話し、妻もビックリしていました・・

「もう助からない」と判っていて、その子を看る2ヶ月間は、言葉にできないほどの苦しみだったのではないかと思います・・
私の父も末期になってからガンが見つかり、開腹したところ転移が酷く、病変の切除もできず、延命のための腸のバイパス(人口肛門)手術をしただけでした。。
待合室でお守りを握り締めて祈っていた私と母親と叔母に、そのことを告げる執刀医の先生は、何とも悲しそうな目をしていました。。
私は独り、トイレに駆け込み、声を出して大泣きしました。。
余命3ヶ月と宣告された父は、1年あまりの闘病の後、逝ってしまいました・・
痛みに苦しむ父の姿を見るのは、とても辛かった・・
告知はしなかったので、治らないと分かっていても、
「早く良くなってよー」「大丈夫さぁー」なんて、
父に励ます言葉を掛ける辛さと言ったら・・できればもう経験したくありません。。

もし乙音もガンであれば、もうどうにも助からない状態のはずです・・
父親が亡くなる前の状態に、乙音は重なるものがありました・・


b0087891_16295271.jpg
12:30になろうとした頃、診察室に呼ばれました・・
先ほどの問診の時以上に、
鼓動が激しかったのを覚えています・・

「きちんと聞かなければ・・」

ただそれだけを、心の中で繰り返していました・・




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by harutsuku | 2006-08-30 16:41 | 闘病記



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