~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



カテゴリ:闘病記( 64 )
【闘病記を最期までお読み頂いた皆様へ】

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10/14 1:20追記
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乙音が亡くなってから、私達は乙音のいない空間に、たまらない淋しさを感じました。
看取ってあげられなかった後悔や、もっと早く病気を確定するように行動しなかった後悔や、もっと遊んであげれば良かった、もっと散歩させてあげれば良かった、もっと美味しいものを食べさせてあげれば良かった・・

もっと・・もっと・・

本当に深い悲しみと、後悔の中に身を置いていました・・

妻は泣いてばかり・・
私も泣き、そして自分を責めてばかりいました・・

その気持ちを少しでも癒したいと、仔犬を見に行ったりもしました。
春之進に抱きついたりもしました・・
けれど、何をしても、乙音がいないことが悲しくてどうにもなりませんでした・・

~続き~
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by harutsuku | 2006-10-12 11:04 | 闘病記
【愛しき乙音】

私と妻、そして春之進と、乙音との家族最期の夜が明けました。。


昨日は目が覚めても乙音はいませんでしたが、今日は横に寝ています。
生前、私達が起きると、ご飯の時間だと、喜び勇んで飛び起きる乙音と春之進でしたが、乙音は横たわったままでした・・

寝て起きたら、昨日のことは夢だった・・なんて、
そんな奇跡はありませんでした。。


私が春之進を抱き、妻が乙音を抱いて、リビングへ向かいました。
そして、大好きだった出窓に乙音を寝かせ、外の景色を見せました。
いつもと同じドライフードと水を乙音の枕元に置き、特別におやつを沢山添えて・・

  「ずっと食べれなかったもんね。。沢山食べていいからね・・」

私達は乙音にそう語り掛けました。
私は乙音の体に顔を近づけ、そっと頬をつけてみました。

・・どうしてこんなに冷たいのさ。。

以前は聞こえた、心臓の鼓動はありません。。
改めて、乙音は虹の橋を渡ってしまった現実を感じてしまいました・・

乙音の体は、闘病中と同じ薬の匂いがしました。
いつからかこの匂いが、乙音の匂いだと感じるようになりました。。


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 ~続きです~  
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by harutsuku | 2006-10-09 13:30 | 闘病記
【最期の夜】

乙音を連れて、やっと我が家に戻ったのは、午後11時過ぎでした。

    「おうちに着いたよ」

私達は乙音に語りかけました。
いつも一緒に外出した時にそう言うと、少しガッカリしていた乙音でしたが、
きっとこの日は喜んでいたのではないかと思います・・


家の中は真っ暗でしたが、玄関のドアを開けると、春之進が待っていてくれました。
「クゥ~ン・・クゥ~ン・・」と淋しげになきながら・・

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春之進に留守番のお礼を言って、たくさん褒めて、
「つくちゃん、帰ってきたからね」と言うと、尻尾を振って喜んでいました・・
妻が乙音を抱き、私が春之進を抱きかかえ、一緒に二階に上がりました。

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乙音にとって、2日振りの我が家です・・
ずっと、家族で一緒にいた空間に、乙音が帰ってきました。
・・・けれど、乙音の喜ぶ姿を見ることはできません。。

春之進に随分遅い夕食をあげてから、乙音との対面をさせました。
闘病中、ずっと寝ていた同じ場所に乙音を寝かせました。

春之進の反応は・・
糖尿病による白内障で、殆ど目が見えない春之進は、いつも匂いと気配で乙音を確認していました。
この時も匂いを嗅ぎ、乙音に顔を近づけ、最初は喜んで尻尾を振っていました。
そのうち・・
反応の無い乙音に、いつもと違うことを悟ったようです・・
乙音の顔に鼻を近づけたまま、伏せをしてジッとしています・・
乙音が生きている時には見られなかった行動でした・・

    「分かるんだね。。」

私達は、そんな春之進の姿を見て、また涙腺が緩くなったようでした。。



私達は代わる代わる、乙音の頭を撫でて、改めて乙音に言いました。

   「よく頑張ったね・・いい子だったね。。」・・と。

きっとこの時、乙音の魂は私達の傍にいて、「がんばったよ~」と、懸命に尻尾を振っていたことでしょう・・
けれど、そんな愛しい姿は・・私達には見えません。。

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しばしそんな時間を過ごし、乙音が最初の痙攣を起こす前日の3/23以来、
1ヶ月振りに寝室で家族揃って床に就きました。
以前の我が家では、寝室で寝る時には、妻と乙音はどっちが早くベッドに入るか競争するのが日課でした。
乙音は妻に負けじと、小さいくせに凄い脚力とジャンプ力を披露し、妻に勝ってご褒美のキスを受けていました。
    
    「我が家の女性軍は元気がいいなぁ・・。なっ、春之進・・」と、

妻と乙音の姿を見ながら、私は抱いた春之進に語っていました。
・・もう、そんな微笑ましい姿を見ることはできなくなりました。。
妻は、寝かせていたクッションごと乙音を抱いて、ゆっくり寝室に入って行きました。。
その後を、私は春之進を抱いて追いました。。


乙音はいつも寝る時、最初は妻のところにいても、必ず私のところで寝ていました。
腕枕だったり、私の枕を半分占領したり、毛布の中に潜って膝の裏で寝たり・・
今の乙音は、亡くなったままの、左半身を下にした状態でした。
そのまま寝かせると、顔は妻の方にだけ向いてしまいます・・
「いいでしょう~」と言いながら、妻は乙音の顔の方を向いて寝ました。。
間に春之進まで加えて・・
私には乙音の後姿しか見えません。。
(乙音の顔を見ながら寝たいなぁ・・もう今夜だけだし。。)・・と思いましたが、
ずっと私は乙音と寝ていたので、最期の夜だけは妻に譲ってあげました。。

4月の下旬とは言え、夜はまだ少し肌寒い季節です。
生前の乙音はとても温かく、私はいつも懐の乙音で暖を取っていました。
最期の夜は、右手の掌を乙音の体に触れながら寝ました。
右手の掌だけが冷たく感じるのは何故でしょう・・・

1ヶ月前、私の懐で気持ち良さそうに寝ていた姿が思い出されました・・

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もう・・

乙音との、そんなささやかな幸せを感じながら眠る日は来ない・・



妻に気付かれないようにそっと涙を拭った、乙音との最期の夜でした・・



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乙音が息を引き取ってから12時間になるというのに、
乙音の体は柔らかいままでした・・
死後硬直は、ほとんど見られませんでした・・
辛うじて後脚が硬くなってきたかな・・という感じでしたが、まるで麻酔に掛かったまま寝ているかのように、体は生きている時と同じように柔らかかった・・
クッションごと抱えないと、折れてしまいそうな感じだったのです。。

体が冷たいのと、見開いたままの目が乾いて曇っていた他は、
生きている時と同じでした・・
硬直するほど、筋肉が残っていなかったのだと思います・・

     骨と皮になるまで・・
     乙音は懸命に生きようと・・
     絶対に生き続けようと・・ 
     頑張ったのだと思います・・


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by harutsuku | 2006-10-06 01:17 | 闘病記
【闘病61日目】 乙音との再会

大学病院からの電話は、乙音が亡くなったという連絡でした・・
私は頭が混乱しており、原因や状況を詳しく聞かずに電話を切りました。
「いつ引き取りに来るか」を聞かれ、「すぐ行きます」と答えたことだけは覚えています・・

電話を切ってから、私は車の中でしばらく呆然としていました・・
あまりに突然のことで、涙も出ません・・
何が起こってしまったか、把握するのに時間が掛かりました。。


   「乙音に会いに行かなくては・・」


それに気付いて車を降りたのは、電話を切ってから10分近く経ってからでしょうか・・
妻とは別行動だったので、妻の許へ行きました。
店内で妻を見掛け、「電話が来たから行くよ」とだけ伝えました。
妻は手が離せない状態だったので、車で待っていることを伝え、私はひとり車に戻りました。

妻にどう話すか・・
やんわり言ったところで、どうにかなる訳ではない。。

   「きっと、大泣きするだろうな・・」

何度か書いている通り、妻は泣き虫というか、すぐ泣ける奴です。
涙腺が緩いというより、感情が豊かなのだと思います。

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                 〔↑ 家族になって間もない頃〕


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~続き~ ※長いです。。
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by harutsuku | 2006-10-03 22:47 | 闘病記
【闘病61日目】 宣告・・

このブログは、2006/4/30から書き始めました。
丸5ヶ月経ちました。
その間、いろいろなことがありました・・

嬉しいこと、驚いたこと、感心したこと、嫌だったこと・・
そして、沢山の方とお知り合いになれました。
どれも、乙音の頑張りがあってこそのものだと思います。


今日は、日差しが強いでもなく、曇り空でもなく、穏やかな陽気です・・
季節は違えど、「あの日」と似ている気がします・・

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【闘病61日目】 宣告・・



     「それでですね・・」 先生の声のトーンが変わってしまいました。。

トーンは変われど、あまり間をおいた話し方ではなかったので、
「その言葉」は、唐突に私の耳に飛び込んできました。。


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     「先ほど・・お亡くなりになられました・・」 ・・と。





・・ここから先、私は何をどう喋ったか、覚えていません。。

容態が良くないことが分かって、如何に早く乙音の許へ駆けつけるか、
そんなことを考えていたところへ、この宣告でした。。

きっと、言葉を失ったという感じだったでしょうか・・


   どうして・・
   何故、乙音は死んでしまったのか・・

   何故もっと早く連絡をくれなかったのか・・

   やっぱり朝、病院に電話すべきだった・・
   やっぱり昨夜、泊まれるようにして行くべきだった・・
   ひとりにするべきではなかった・・


  
   なぜ・・

   乙音は死ななくてはならなかったのか・・



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by harutsuku | 2006-09-30 13:30 | 闘病記
【闘病61日目】 ・・・。

このところ、朝晩やや冷え込みますね。
先日から、それまでのタオルケットから毛布1枚で寝るようにしたのですが、昨夜は少し暑く、少々寝苦しい夜でした。
この季節から冬の間、寒がりの乙音は、私の膝の裏で丸くなって寝ていることが多かったのです。
(春~夏場は、私の枕を半分占拠して寝ていたり、私の腕枕で寝ていたりでした。)

膝の裏で寝られると、寝返りに気を遣います。。
もし、脚の間に首を突っ込んでいたとしたら、寝返りを打つ時に首を絞めたり折ったりはしないかと・・。

昨夜、何気に寝返りました。
ハッと思い、慌てて乙音を探しました・・
・・いるはずないのに。。
きっとこれからも、私は寝返りを打つ度に、乙音を探すのかな・・なんて、寝ぼけながら思ったのでした・・。


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【闘病61日目】  ・・・。


大学病院からの電話は、助手先生でした・・

~続きはこちら~
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by harutsuku | 2006-09-29 13:18 | 闘病記
【闘病61日目】 大学病院からの着信 

2006/4/25 午後1時48分

マナーモードにして握り締めていた携帯が震えました。。
大学病院からではないことを願って、ひとつ深呼吸をしてから携帯のサブ画面を見ました。

画面には・・
前日、電話帳に登録したばかりの、「麻布大学病院」の文字が表示されていました・・

    「早い・・おかしい。。」

時間的に、午後2時前のこの着信は、とても嫌な予感がしました。
中途半端な時間です・・
治療が上手くいっているのであれば、夕方頃に連絡があるだろうと思っていました。
また、もし容態が芳しくないのであれば、もっと早い時間に連絡が来るはずだと思っていました。
この時間に連絡が来るのは、おかしい・・

車のすぐ近くにいたので、慌てて車に乗り込み、またひとつ深呼吸をして、携帯を開きました。
近くに妻はいません・・。
でも、それは幸いだったかもしれません。。


電話の相手は、助手先生でした・・
電話に出た私の声は、きっと震えていたと思います・・


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by harutsuku | 2006-09-28 13:30 | 闘病記
【闘病61日目】 帰宅~望まない着信

乙音を大学病院に預け、途中、食事をして自宅に着いたのは、午後11時近くになっていました。
玄関のドアを開けると、春之進が目の前にいました。
真っ暗な中、独りでお留守番をしてくれていました。
「クゥ~ン、クゥ~ン・・」という、何とも情けない声でしたが、私達はとてもホッとしました。

  「一日中、独りでお留守番させてごめんね」 

春之進は、「クゥ~ン、クゥ~ン・・」となきながら、クルクルとコマのように何度も回って、私達の帰宅を喜んでくれました。
春之進に遅いご飯を与え、お風呂から上がって落ち着いたのは12時を過ぎた頃でした。
きっと眠れないだろうと、ビールを飲んだ私達は、前日までの疲れと寝不足で、あっけなく眠ってしまいました・・
1ヶ月振りのベッドでの就寝で、深い眠りに入ってしまいました・・

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次の朝・・
起きたのは8時頃だったと思います。
二人ともグッスリ眠ったようです・・
前日までは、目が覚めれば、すぐ脇には乙音がいました。
目が覚め・・私は「やべっ!寝てしまった!」と、飛び起きました。
乙音を看ていなければならなかった、この1ヶ月の習慣だったのでしょう・・
けれど、私の脇には春之進がいて、妻がいます。。
「あ・・そっか。。」 乙音は今、大学病院にいることを思い出しました。

私達が眠っている間も、乙音は眠れずに苦しんでいたのだろうか・・
眠ってしまったことに、罪悪感がありました。。

  「乙音、大丈夫かな・・」

私と妻は、どちらからとなくそんな言葉を交わしました。

春之進にインシュリンの注射をし、朝食を与えました。
シリンジにインシュリンを注入する時、「このために帰ってきたんだな・・」と思いました。。
ほんの数十秒しか掛からない、インシュリン注射をしなければならないがために、乙音の近くにいてあげれなかったことを、またも後悔しました。。

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9時になり、大学病院の診察が始まったので、電話が掛かってくるかもしれないと、
携帯は肌身離さず持っていました。
ですが、10時になっても携帯は鳴りません・・

  「きっと治療が上手く行って、安定しているんだよ」
  「何かあったら、すぐに電話をもらえるから・・」
  「電話が掛かってこない方が、状態はいいはずだから」

・・私は妻に言いました。
後に、この考えが間違っていたことが分かりましたが、この時はそう思っていました・・

  「ねぇ、出掛けない?」 妻が言いました。

私は自宅で待機しているつもりでしたが、やはりジッとしているのは落ち着かないと思っていました。妻も同じだったようです。
携帯が繋がるようにだけしておけば、少し外に出てもいいか・・と思い、妻と二人で出掛けました。
自宅を出たのは11時近くだったと思います。
前日、乙音を乗せて大学病院へ向かう時にも通った、自宅近くの「桜のトンネル」を潜りました。昨日と同じシチュエーションなのに、私と妻の間に座っていた乙音の姿がないことに、何とも言えない淋しさがありました・・
風で桜の花びらが舞い、とても綺麗だというのに・・

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私達は、自宅から車で20分ほど走ったところにある店に向かいました。
気を紛らし、時間を潰すには格好の場所でした。
私は携帯をマナーモードにしてポケットに入れていましたが、着信が無いか、電波が弱くはないか、何度も取り出して確認しました。
この日に限り、他の方からの着信もありません。
「連絡が無いのは、治療が上手くいっているから」と、それに間違いないと思い込んでいたので、着信が無いことは嬉しいはずなのですが・・・どうも落ち着きません。。
夕方になっても電話が無ければ、病院へ電話をしようと思っていました。

   「経過は良好ですよ。数日で退院できると思います。」

・・先生から、こんな言葉が返ってくることを期待して・・

昼を過ぎ、私と妻は、少し離れたところで別行動していました。
何かあれば、まず私の携帯に大学病院から電話が入ることになっていました。
落ち着かない私は、ポケットからついに携帯を取り出し、手に持ち歩いていました。
「乙音、頑張って!」と、祈りながら・・・


・・そして
午後1時48分・・・
私の携帯の画面に・・
望まない文字が表示されてしまいました・・


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by harutsuku | 2006-09-23 15:56 | 闘病記
【最期の日のことを書くにあたって】 

本日、9/20は、多摩センター動物被害者の会の方々が起こされた裁判があります。

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闘病記も、60日目までを書き終えました。
残すは61日目、乙音が虹の橋を渡った日のことのみとなりました。。
ブログを始めて丸5ヶ月近く、いろいろな想いが巡ります・・

更新のない日でも、毎日たくさんの方にアクセスして頂いています。
ありがとうございます。

本当は毎日更新したいと思うのですが・・
正直、最期の日のことは、まだ書く気になりません。。
先ほど、それでも少し書き始めてみたのですが、胸が苦しく、手が震えました・・
ですが、少しずつでも書いていこうと思います。
ずるずる引き延ばすつもりはありませんが、短い内容のエントリーが続くかもしれません。
ご了承頂ければと思います。

闘病記は、62日目で終わりにします。
闘病記を書き終えたら、私達が乙音の闘病によって学んだことをまとめ、皆様に教訓にして頂けるようにしたいと思います。
そしてその後は、病気に関することと、動物に関する事柄を書いていこうと思います。

尚、9/5の記事の件は、乙音が頑張った記録を記したこのブログではなく、別の場所で書こうと思います。このブログは、私達にとって、とても神聖な場所なのです・・

皆様、今後とも宜しくお願い致します。

haru

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by harutsuku | 2006-09-20 01:02 | 闘病記
【闘病60日目 帰宅と教訓】

乙音を大学病院へ預けて、私達は帰路につきました。
自宅までの数時間、朝は乙音と一緒だった同じ道を走りました。
先ほど見た乙音の姿が、まだ目に焼きついていました・・
ICUを出る時に振り返って見た、乙音の瞳・・
とても淋しそうでした・・

ICUにいる限り、24時間看護して頂けます。
帰り際、助手先生に、気持ちを込めてお願いしました。

  「私達はそれぞれ自営の仕事ですから、時間は自由になります。」
  「ここ(大学病院)まで数時間で来れるので、何か少しでもおかしくなったら
                       すぐに駆けつけますからご連絡下さい。」・・と。

少しでも危うい状態になれば、すぐにご連絡頂けるものと信じ、
あえてこちらから容態の問い合わせはしませんでした。
大学病院から早く連絡が来れば、それだけ治療は上手くいかなかった・・という認識でいました。

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帰り道、私はある後悔をしていました・・
それは・・

我が家には糖尿病を4年前から患っている乙音の兄、春之進がいます。
合併症は白内障がありましたが、幸い、今のところ重篤な状態になることはありません。
ですが、彼には毎朝インシュリンを注射することが必要であり、またカロリーコントロールも必要です。

この日・・
春之進を自宅で留守番させて来ました。
水や食餌はどうにかなるにしろ、朝にはインシュリンを注射しなければなりません。。
我が家は妻と2人暮らしで、突然、自宅にいる春之進のインシュリン注射を任せられるような人はいませんでした・・
私の後悔、それは「春之進を掛かり付けの病院に預かってもらえば良かった」です。。

ICUで見た乙音は、良い状態ではありませんでした・・
かと言って、連れて帰ることもできません。。
一旦自宅に戻ってしまえば、連絡を受けてから大学病院へ向かっても、数時間はかかります。
輸血で容態が落ち着けば良いのですが、輸血そのものの危険性も無いとは言えない・・と思っていました。
その晩は、すぐに駆けつけられるよう、大学病院の近くに宿泊すべきでした・・
春之進を預けるなんて、全く考えていませんでした。。
というか、大学病院へ行った後、どんなことが想定されるかを考えていませんでした・・

今思えば・・
何故、いろいろなケースを考えて対処しておかなかったのか、分かりません。。
きっと、そんなことすら考えられないほど疲れ、ただ大学病院へ連れていくことしか考えられなかったのだと、思うのですが。。

遠方から大学病院等へ連れて行く場合は、その日やその後数日間は、自宅を空けても大丈夫なように、あらかじめ考えて対処しておくことも必要だと思います。

もし、春之進を預け、大学病院近くに宿泊していたなら、乙音をこの腕の中で看取ってあげることができたと思います。
今は、入院させたことを後悔しているのではなく、自宅に戻らざるを得なかったことを後悔しています。。
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帰路の途中、私達は焼肉屋に寄りました。
大学病院での治療が上手く行くことを考えると、まだまだ看護は長く続くと思いました。私も妻も、仕事と看護で相当疲れており、寝不足も加わって、体力の限界にありました。
肉でも食べて、スタミナをつけないと・・

    「乙音、頑張ってるかな・・ 大丈夫かな・・」

妻の呟きに、

    「大丈夫だよ、乙音だよー? 絶対助かる・・」

・・そう私は言いました。
頑張りやの乙音でしたから、きっと乗り越えてくれる・・
頑張って、また元気にしっぽを振ってくれる・・そう願っていました。

・・けれど、少し時間が経つと今度は私が、「大丈夫かな・・」(汗)
私達は、弱気にならないように、交互にお互いを元気付けていました・・


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by harutsuku | 2006-09-17 16:59 | 闘病記



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在りし日の乙音(約4分)  
 
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