~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



カテゴリ:病気について( 31 )
【肝臓の病気2 ~腫瘍~】

※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。

肝臓の腫瘍について。
犬に多い腫瘍は「肝細胞ガン」、猫に多いのは「胆管ガン」とのことです。
ただ、発生率はさほど高いものではないようです。

肝臓の場合、腫瘍のできる位置によって症状が異なり、
  ①肝臓の端にできた場合、症状は現れない。
  ②血液循環の主要な部位中や胆のうに出来た場合、肝機能不全が起きる
・・ようです。

腫瘍のでき方にもいろいろあり、
  ・大きなものが一つできる
  ・肝臓内部に幾つもできる
  ・境目がハッキリしないように広がる ・・などとのことです。

手術で取ることのできるようなものと、そうでないものとで、運命がハッキリ分けられるようです・・
肝臓表面近くに大きな腫瘍が出来る場合、
お腹(あばらの下辺り)を触れば確認できることが多いようなので、たまにチェックすることも必要かもしれません。
肝臓のどこに腫瘍が出来たとしても、他の臓器に比べて「症状が出ない」ようなので、早期発見が困難なようです。。

「症状が出ない」大きな理由は、「肝臓は8割程度の機能が失われても、肝不全にならない」からとのこと。
肝不全の症状が出たときには、かなり深刻なダメージがある可能性が高いようです。。
お腹を触って確認できた場合は、まだ幸運なのかもしれませんね。。

早期発見については、「エコーによる診断」が有効のようです。
人間と同じで老化によってガンの発生率は高まるようなので、特に老犬の域(6歳以上)になったら、年1回は健康診断を受け、エコーによって臓器(特に肝臓・腎臓)のチェックをすることが望ましいのでしょう。


腫瘍摘出手術の場合。
犬の肝臓は6枚の葉状に分かれているそうで、「腫瘍の無い部分を如何に残すかの判断が重要」とのこと。
肝臓は、とかげのしっぽのように、なんと「生えてくる(元に戻る)」そうです!
肝臓の3/4を摘出しても、犬の場合、8週間で元に戻るとのこと。(すごい!)
元に戻るまでの間、肝機能を保つために、「如何に良いところを残すか」・・だそうです。
手術によって腫瘍が全て取れ、肝臓が再生すれば、完治できるようです。
腫瘍を取るために、「早期発見できるかどうか」、そして「最小限の摘出」・・が分かれ道のようですね。

肝不全の場合、目に見える分かり易い症状は「黄疸」です。
白目や皮膚、口の粘膜などが黄色くなるのですぐに分かるはずです。
肝臓が機能しなくなってしまったので、毒素が体中に回ってしまうことになります。
嘔吐、多飲多尿、下痢、元気喪失、痙攣(肝性脳症)・・などの症状が現れるようです。

肝臓はかなりのダメージがあっても再生するということなので、私達飼い主にとっては、ほんの少し、救われる気がします。
けれどやっぱり、早期発見・・重要ですね。


【肝臓病のスペシャリスト】

岡山県小田郡矢掛町東三成1236-7
小出動物病院 小出和欣・獣医師


人気blogランキング
[PR]
by harutsuku | 2006-12-12 21:37 | 病気について
【肝臓の病気1 ~門脈シャント~】
先日、当ブログをご自身のブログでご紹介して頂いた方がいらっしゃいました。

イヴママさん⇒>⇒箱入り娘イヴの成長記録

※シーズーとチワワのMi、イヴちゃん(♀、1歳半)の成長を綴られたブログです。
私と同じように、過去、我が子(ジュリアちゃん)を亡くし、看取ることができなかった経験をお持ちの方です。我が子の最期を看取れないというのは、とても悲しいことです。。
「飼い主の一つの過ちによって、我が子を死に至らしめてしまう」ということを実感されています。本当に、そうですね・・
---------------------------------------------------------------

※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。


肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるのはご承知の通りで、かなり悪化するまで「症状が出ない」という厄介な臓器です。その反面、「再生能力」に長けている臓器でもあり、元に戻ることが期待できるものでもあるようです。
肝臓疾患では、「腫瘍・炎症」「(中毒のように)肝細胞が破壊されるもの」・・という分け方ができるようです。

動物(犬)に多いと言われる病気、「門脈シャント」について。
この病気で苦しんでいる子と飼い主の方は多いようです。

門脈とは、「腸と肝臓を繋ぐ血管」のことです。
シャントとは、「バイパス」のことで、門脈シャントは、「門脈にバイパスが出来てしまう」病気です。
腸から吸収された栄養と、肉類などから発生するアンモニアやガス、その他口から取り入れる雑菌などは、腸⇒門脈⇒肝臓へと送られ、不要なものは肝臓で濾過されて、きれいな血液が体内を循環するようになっているそうです。
門脈シャントの場合、肝臓を通らないバイパスができてしまうことにより、肝臓の機能を使うことができなくなり、アンモニアや体に悪いものが直接血液に混ざってしまうことになります。

---------------------------------------------------------------
【門脈シャント】

◎原因
1)先天性
2)後発のもの(門脈の圧が高いためにバイパスができる)

◎症状
(肝臓を使っていないため)肝不全の症状がある。
   ・肝性脳症(アンモニア等の毒素が脳に行く)
   ・肝臓炎(肝臓に血液が流れないことによる機能低下)

◎発症の特徴
食後(特に肉類を食べた後)に症状が現れる。
発育が悪い、異常に痩せている。
   ・元気が無い
   ・躁鬱状態
   ・凶暴化
   ・目が見えなくなる
   ・痙攣(てんかんと酷似)・・・など

◎診断
カラーエコーによる目視診断
血液検査(血中アンモニア濃度など)

◎治療
手術(門脈シャントの閉塞手術)
※術後の経過が良ければ、生存率は高い

◎発病し易い犬種
   ・ヨークシャーテリア
   ・ミニチュアシュナウザー など

◎発病時期
生後2、3ヶ月頃から6ヶ月頃までが多い。
---------------------------------------------------------------

先天性のことが多いため、普通食に切り替えた頃から発症するようです。
手術をしなければ、治らない病気のようです。
痙攣や異常行動など、神経症状がでないと発見し難く、また幼い頃に多いことから、「ジステンパー」や他の病気と間違われる場合もあるとのこと。
早期の手術が必要なので、診断を誤らないことがとても重要のようです。

手術そのものは、シャント(血管)を縛って血流を止めるだけのようですが、シャントのある場所によって難易度・成功率は違い、シャントが肝臓の外にある場合は成功率は高く、肝臓の内部にある場合は難しい手術になるようです。
血管の手術になるため、大学病院等、それなりの病院・経験のある獣医師の下で手術することが必要のようです。


【肝臓病のスペシャリストの先生】
岡山県小田郡矢掛町東三成1236-7
小出動物病院  小出和欣・獣医師


「参考になった」と思われた方は、宜しければクリックをお願いします。
人気blogランキング
[PR]
by harutsuku | 2006-12-10 10:42 | 病気について
【わかりにくい 内分泌の病気-2-】

※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。

内分泌の病気の続きです。

クッシング症候群の次に多い犬の内分泌の病気は、「甲状腺機能低下症」とのことです。
「クッシング症候群は、診断が容易で治療は難しい」
「甲状腺機能低下症は、診断は難しく治療は簡単」・・らしいです。

----------------------------------------------------------------
【甲状腺機能低下症】

◎原因
免疫による甲状腺の破壊、または原因不明の甲状腺の萎縮による。
甲状腺組織の破壊または萎縮が75%を越えると症状が現れる。

◎症状
「どんな病気にもみえる」といわれているほど、症状は様々。
「年のせい?」と思われがちな症状とのこと。
  ・ボーっとしている。動きが鈍い、嫌がる。反応が悪い。
  ・脱毛(非対称、局所的)、毛ツヤが悪い。
  ・皮膚の炎症
  ・食欲はあるが、2~3年経つとだんだん痩せてくることが多い。
  ・食欲不振。食べている量の割りに太ってくる。 ※07.2.24 訂正追記
  ・良くなったり、悪くなったりを繰り返す。

◎確定診断方法
放射性免疫抗体測定法(甲状腺ホルモン測定)
※糖尿病、クッシング症候群、アジソン病、腎疾患、肝疾患,各種皮膚炎、リンパ腫などでも甲状腺ホルモンは低下するため、総合的な判断を要する。

◎治療
甲状腺ホルモン製剤の投与
※確定診断後でないと、逆に亢進(こうしん)症(ホルモン過多)になってしまうので注意。
※猫にも多い「甲状腺機能亢進症は、「目がギラギラしている」ように見え、放っておくと心臓発作の危険がある。

◎発病し易い犬種
※5~6歳以降の中型犬、大型犬に多い(トイ種、ミニチュア種の発病は稀)
※去勢、避妊済みの子に多い。
グレートデン、オールドイングリッシュシープドッグ、ドーベルマン、ダックスフント、アイリッシュセッター、ミニチュアシュナウザー、ゴールデンレトリバー、ボクサー、コッカスパニエル、エアデールテリア

※詳しくは⇒「甲状腺機能低下症という病気をご存知ですか?」
----------------------------------------------------------------

甲状腺機能低下症かどうかの簡単なチェックがあるようです。
⇒緑ヶ丘動物病院HP 「甲状腺機能低下症の自己診断スコア

この病気は、獣医が見落とさず、学んでさえいれば、CTなどの設備も不要で診断も治療もできるようです。
ある程度の年齢になってから発症し、食欲もギリギリまで落ちないため、
「病気らしく見えない」「年のせい」・・と勘違いしてしまいがちな点が恐いですね。。

ホルモン剤を飲み続けなければならないし、亢進症にならないように注意しなければならない点は、糖尿病の治療と似ているようですが、早く気付けば、「元気を取り戻し、長生きできる」ようです。


【内分泌のスペシャリストの先生】
①奈良県生駒郡平群町上庄3-7-20 
緑ヶ丘動物病院  金澤稔郎・獣医師
TEL:0745-45-6339
②東京都港区赤坂4-1-29 赤菱ビル2F
赤坂動物病院  柴内晶子・獣医師
TEL : 03-3583-5852


     人気blogランキング
[PR]
by harutsuku | 2006-12-04 22:08 | 病気について
【わかりにくい 内分泌の病気-1-】

※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他を参考にしています。

内分泌疾患は、他の病気に比べ、判り難いと言われているようです。
「内分泌疾患=ホルモン分泌の異常」・・です。
ホルモンを分泌する主な器官は、「甲状腺」「副腎」です。


甲状腺・副腎によるホルモン異常疾患の代表的なものは、以下になります。

甲状腺⇒甲状腺機能亢進症(分泌多い)、甲状腺機能低下症
副腎⇒副腎皮質機能亢進症(分泌多い、クッシング症候群)、副腎皮質機能低下症
・・そして、糖尿病です。

甲状腺・副腎が造るホルモンは、体のあらゆる酵素反応に関係しているため、これらのホルモン分泌に異常があると、いろいろな影響があるようです。
そして、「わかりにくい」病気に掛かるケースが多いようです。

何がわかりにくいのか?

発症しても、「食欲がなくならない」・・からとのこと。。
病気のサインの代表的な症状に、「食欲減退」があります。
食欲がなくなることは、人間を含め、どの動物にとっても異常が考えられますが、「食欲に変化が無い」ことから、早期発見が難しいのと、獣医も見落としがちになる・・らしいです。

いつもと変わらずに食欲があったのに、急に元気が無くなって死んでしまうことがあり、昔は「寿命」で片付けられていたことも多かったようで・・

内分泌の病気については、他の文献等も参考にしながら、数回に分けて記事にする予定ですが、今日は一番多いと言われる「副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)」について。

-----------------------------------------------------------------
【クッシング症候群】

自然発生の場合と、医原性(ステロイドによる薬害)の場合に分けられるようです。

◎症状
コルチゾールという、ステロイドホルモンの過剰に伴う様々な症状がみられる。
(左右対称の)脱毛、多食、肥満、多飲多尿、無気力、元気がなくなる、お腹が膨らむ(腹水無し。エコーでも異常確認できない)、毛ツヤが悪くなる・・など。

◎自然発生と医原性
自然発生⇒脳下垂体・副腎の腫瘍、副腎の異常による
医原性⇒ステロイドの過剰投与、長期投与による副腎の萎縮

◎医原性かどうかの判別
刺激ホルモンを注射
自然発生⇒ステロイドホルモンの分泌が多い(副腎の萎縮なし)
医原性⇒       〃         少ない(副腎の萎縮あり)

◎治療
自然発生⇒副腎の腫瘍は外科手術、脳下垂体の腫瘍は手術困難→投薬治療
医原性⇒徐々にステロイドの投与を減らし、副腎機能を回復させる

◎自然発生が起こり易い犬種
プードル、ダックスフント、ビーグル、ボストンテリア、ボクサー
※8歳以上での発症が多い
-----------------------------------------------------------------

アトピーなどでステロイドの投与(飲み薬、塗り薬)を受けている場合、医原性のクッシング症候群になり易いようですので要注意です。
獣医の間でも、「ステロイドを多用する獣医が多く、医原性のクッシング症候群を作っている」と批判している方がいるようです。
皮膚炎の治療のためのステロイド薬ですが、クッシングになれば、皮膚炎にもなり易いため、「治療しているはずが、更に悪化」させる場合もあるとのこと。。

医原性で、ステロイドの投与量を減らし、副腎機能を回復させる治療を行う場合に、飼い主が注意しなければならないこと→「かゆみが増し、悪化したように見えるので、その期間を耐えること」・・だそうです。
副腎機能が回復すれば、自分でステロイドホルモンを分泌するので、次第に良くなっていくようです。
クッシングが悪化すると、糖尿病になる場合があり、我が家の春之進のように毎日インシュリンを注射しなければならなくなります・・
糖尿病はご存知の通り、完治することはなく、白内障などの合併症もあり、うまくコントロールできないと死に至る恐い病気です。。

そう言えば・・

春之進は、糖尿病の発症前にアトピーがあり、一時ステロイドの塗り薬を使っていた時期がありました。。
ただ、期間は短かったし、フードを変えたらアトピーは治ったので、ステロイドのせいではないと思うのですが。。

獣医からステロイドを投与される場合は・・

  ・どんな理由で使うのか
  ・投与のスケジュール(始めは多く、次第に減らすのが普通)を聞く。

・・ことが大事だと思います。
医原性のクッシングになんてされたら、冗談じゃないですものね・・


【内分泌のスペシャリストの先生】

①奈良県生駒郡平群町上庄3-7-20 
緑ヶ丘動物病院  金澤稔郎・獣医師
TEL:0745-45-6339

②東京都港区赤坂4-1-29 赤菱ビル2F
赤坂動物病院  柴内晶子・獣医師
TEL : 03-3583-5852


     人気blogランキング
[PR]
by harutsuku | 2006-12-04 01:21 | 病気について
【痙攣について -3-】

痙攣を起こしたとき、原因追求のための検査には、およそ下記のものがあるようです。

   ①血液検査
   ②尿検査
   ③感染症の抗体検査
   ④エコー
   ⑤画像検査(レントゲン・CT・MRI)

普通、まず最初にすることは、血液検査になります。
痙攣の原因は様々なので、早くに原因を突き止められるかどうかが重要になります。
以前書いたように、血液検査の項目によっては、「問題ない」ことがありますので注意が必要です。

病気療養中の場合は、その病気が引き金となっていることが多いようなので、およそ原因の見当が付き易いと思いますが、急に痙攣を起こした場合は、「原因予測」の見誤りは、手遅れになってしまう可能性が高くなってしまいます。。

急な痙攣で多いのは、「中毒」「低血糖」「低カルシウム血症」のようです。
血液検査で調べる項目としては、

   ・血糖値
   ・血中カルシウム(Ca)
   ・白血球(WBC)
   ・赤血球(RBC) ・・その他です。

中毒の場合は、肝機能に障害を起こすことがあり、

   ・GPT、ALT
   ・GOT、AST ・・・何れかを調べます。

何れにしても・・
原因について、獣医師からしっかり説明を受けることが必要です。
血液検査で「何を調べ、値がどうだったか」を控えておくことができれば、自分で調べたり、セカンドオピニオンの際に役立ちます。
   
いきなり我が子が痙攣を起こした時には、おそらく殆どの方は冷静でいられないと思います。
ですが、なるべく冷静になり、「早期に原因を突き止めるよう、獣医に強く要望する」ことを忘れないようにして頂ければと思います。
「痙攣の原因が判るまで安心してはいけない」と、私は思います。

また、原因が判らないけれど、「抗痙攣薬を処方された」場合、
それは「対症療法である」ことを忘れないようにして頂きたいと思います。
仮に薬で痙攣を繰り返さなくなったとしても、原因疾患は「進行していく」場合もありますので・・


    人気blogランキング
[PR]
by harutsuku | 2006-11-27 10:13 | 病気について
【痙攣について -2-】

痙攣は、その発作の状態によって、原因部位が分かれるようです。
①全身が痙攣する場合、②体の一部のみの場合・・です。


①全身が痙攣する場合
(脳を含み)脳以外の臓器疾患、怪我、中毒など、痙攣を起こす原因全てに当て嵌まります。
一過性の他、重篤な病気の場合があるので、早急に検査が必要です。

②体の一部のみの場合
脳の興奮状態などで起こります。
これも一過性の場合の他、脳内の異常(腫瘍、感染症によるもの、血管の異常など)が考えられるようですので、検査した方がいいと思います。ただ、脳内の異常なので、CTやMRIでなければ判らない(それでも判らない場合があるようですが・・)場合があるようです。
痙攣を起こした部位によって、脳内のどの部分に異常があるかの判断ができるようです。


一過性のものか、病気によるものかは、痙攣の頻度で判断できるようです。
度々(数日~1週間程度)発作を起こすようならば、重篤な病気の可能性が高く、繰り返し発作を起こさなければ、一過性の可能性が高いようです。

病院に掛かって気を付けること・・
「痙攣を起こしたから、抗痙攣薬を投与」・・は、早計のようです。
抗痙攣薬は、「脳神経に作用する」薬であって、例えば、原因が「低カルシウム血症」だった場合、カルシウムの補給をしなければならないはずです。
原因が何かによって、治療は慎重にならねばなりません。
「原因は何か?」について、獣医から説明を聞き、心配ならばセカンドオピニオンや、専門医を受診することも必要になるかもしれません。


乙音は、実質3週間の間に、6回も痙攣を起こしました。。
発作を起こしている我が子を見るのは、本当に辛いことです・・
痙攣を起こす度に、衰弱していく様子が見て取れました・・

痙攣は、「神経や脳・臓器の重篤な病気の可能性がある」ので、
早期の確定診断が不可欠だと思います。


※ランキングの下降と共に、アクセスも激減しました。。
より多くの飼い主の方に知って頂きたいので、宜しければクリックのご協力をお願いします。 ⇒人気blogランキング
[PR]
by harutsuku | 2006-11-21 12:24 | 病気について
【痙攣について -1-】

このブログを訪れる方の検索ワードで、最も多いのが「痙攣」という言葉です。
私もそうでしたが、我が子がいきなり痙攣を起こし、痙攣について書かれたサイトやブログを必死に探しておられる飼い主の方のお気持ち、お察しします。
痙攣は予期せずに起こる場合があります。
「どんな場合に痙攣を起こすのか」を知っておくことは、いざその時になって慌てないためにも必要なことだと思います。

痙攣については、奥が深いことなので、書く内容は多いです。
過去記事にも痙攣のことは書きましたが、再度、短めに何回かに分けて書こうと思います。


痙攣は、大きく幾つかの原因があり、病気療養中で痙攣を起こした場合、まず、その病気が引き金となっていることが多いようです。
何の前触れもなく(実際は何か他にサインがあるはず)、いきなり痙攣を起こした場合、考えられることは概ね以下の通りです。


    ①中毒
    ②低血糖(生後直後、吸収不良など)
    ③低カルシウム血症(出産直後、吸収不良、エチレングリコールの誤飲など)
    ④血中アンモニア濃度の上昇(尿毒症など)
    ⑤感染症の発症
    ⑥脳疾患の発症


一過性のこともありますが、病気に繋がっていることが多いので、収まってからすぐに病院で診て頂いた方がいいと思います。

痙攣の様子は、大概は数10秒~数分の発作の後、収まってケロッとします。
その際、四肢を伸ばして体を反らし、失禁・脱糞する場合があります。
呼吸が急に止まったように見える場合もあります。
(乙音が最初に痙攣を起こした時もそうでした。。一瞬、死んでしまったように見えます。。)

痙攣発作の間は、「手出しをせず、収まるまで見守る」しかないようです。
下手に手を出して噛まれたり、余計に苦痛を与えてしまう可能性があるからです。
※「舌を巻き込んで窒息しないよう、舌を引き出す」という対処法もあるようですが、異論を唱える専門家も多いようなので、心配な方は、すぐに獣医に電話で指示を仰ぐのがいいと思います。

「痙攣はすぐに収まる」というのが普通のようですが、長く続く場合、尋常ではありませんので、すぐに病院に電話して、指示を仰ぐことが必要です。

何れにしても、
「慌てず、動かさない」「獣医の指示を仰ぐ」「病院へすぐに連れて行く」
・・ことが大切です。

痙攣に限らず、緊急事態に備え、「獣医の緊急連絡先をあらかじめ教えて頂いておく」ことも大切です。


※ランキングの下降と共に、アクセスも激減しました。。
より多くの飼い主の方に知って頂きたいので、宜しければクリックのご協力をお願いします。 ⇒人気blogランキング
[PR]
by harutsuku | 2006-11-20 18:17 | 病気について
【多飲多尿の病気】
【11/4 更新】

-----------------------------------------------------------------
当ブログをご紹介頂いた方

REON&うららママさん
6/9にもご紹介頂いたのですが、闘病記を終えたこのブログを再度ご紹介頂きました。
毎回記事の冒頭に里親募集のワンちゃんを掲載され、しつけのことや動物の諸々の話題が満載です。トイプーのREONくんとうららちゃんに癒されます。

みかライさん
10/19と11/3にご紹介頂きました。
お若いのにしっかりした考えをお持ちの方だと思います。
手作り食や、シーズーのみかんくんとライチちゃんの動画も満載です。

てんこさん
5/10と、11/2にバトンの「お勧めサイト」としてご紹介頂きました。
このブログへ最初にコメントして頂いた方です。
途中、ブログを中断されていましたが、今は完全?復活され、7歳のヨーキー、てんちゃん(♀)の可愛い画像とコメントで、癒されるブログです。
-----------------------------------------------------------------

多飲多尿は病気のサインの代表的な症状のひとつです。
※多飲多尿で考えられる病気は文末に記載(リンク)

「何故水を多量に飲むか?」ですが、想像通り「脱水症状を起こしている」ようです。
ただ単に「喉が渇いている」時との違いは、「多尿でもある」ことです。
多飲多尿の場合、体内に水分を留めておく仕組みに異常があります。

  ・ホルモンの分泌異常
  ・体内のミネラル成分のバランスが崩れている
  ・タンパク成分(アミロイド)の腎臓沈着
  ・脳下垂体の異常

内分泌疾患、泌尿器・生殖器疾患に多い初期症状のようです。

~続きはこちら~
[PR]
by harutsuku | 2006-11-04 12:11 | 病気について
【痙攣について ~ボニーちゃんの症例~】

【ご報告】 7/2 20:30追記

先日「供血のお願い」をしました「ぷりんちゃん」が、昨日亡くなられたそうです。
この記事のコメントに、お友達のtubutabuさんから皆様へ、お礼のお言葉を頂きました。
ぷりんちゃんのご冥福を心よりお祈り致します。
---------------------------------------------------------------


b0087891_4562613.jpg

6/28の夜9時頃、
チワワの
ボニーちゃん、クライドちゃんのママ
さんからコメントが入っていました。
お読みになられた方もいらっしゃると思いますが、以下、そのまま転記します。


  〔←ボニーちゃんです〕








at 2006-06-28 21:09
---------------------------------------------------------------
はじめまして、ぼに&くらままと申します。
体の震えが止まらず、この文章を打っていますので、誤字・誤変換などありましたら申し訳ありません。

我が家のボニーが、今朝未明に低Ca血症を起こし、現在入院中です。
乙音ちゃんの痙攣発作と全く同じ症状でした。

耳を床や壁に擦り付ける、目つきがおかしくなる、くしゃみ・・・我が家のブログで情報提供を呼びかけたところ、こちらのブログを紹介していただき、急いで全闘病記を読みました。
低Ca血症以外の下痢・嘔吐は当てはまりませんが、便秘、食欲不振、多飲他尿などはそっくりな状態です。

ボニーは2日前に食欲不振でかかりつけに受信した際、尿比重0.0008とかなり低い、血液検査AST(*1)・BUN(*2)が少し高いことで腎疾患の可能性を示唆され(このときはCaは正常値だった)活性炭の薬をいただいてきたばかりでしたが、本日午前4時頃低Ca血症の発作(体温42℃)を起こし、かかりつけが休みだったため友人のおすすめ獣医さんに駆け込んで、今は点滴と解熱剤でで症状が安定している状態です。

私は上皮小体機能低下症を疑っているのですが、先生は、一時同居のもう一頭もふらつきなどの症状が出たため(私はこれは、犬同士の以心伝心のなせる技かもしれないと考えています)散歩中に不凍液などの成分(聞きましたがよくおぼえていません)を飲んだ事による中毒症状ではないか、と仰います。

長々と書きましたが、どうか、何かアドバイスをいただけないでしょうか?
乙音ちゃんの病名は結局判明しなかったのでしょうか?
--------------------------------------------------------------

  〔補足〕
  *1)AST:アスパラギン酸アミノトランスデラーゼ
     臓器の細胞に含まれる酵素でアミノ酸を作る働きをする。臓器欠損で増加。
     犬の正常値=10~50U/L
  *2)BUN:尿素窒素
     血液中の尿素に含まれる窒素分で、腎機能チェックの指標となる。
     犬の正常値=10~28mg/dl




私はこの3時間後にコメントを見てすぐ、ぼに&くらままさんのブログへお邪魔しました。
痙攣を起こしたのはこの日の未明(早朝5時半過ぎ)とのこと。
その5時間後には、ブログで情報提供の呼びかけをされていました。

まず、この対応の早さに驚きました。

コメントを読んで、かなりご心配されているご様子が伺えました。
亡くなった乙音と症状が酷似していることを知った時、誰でも「体の震えが止まらず」の状態になるでしょう・・。

その後、何度かコメントでやりとりさせて頂き、ボニーちゃんが痙攣を起こしてからの、ぼに&くらままさんの対応の素晴らしさに感心しました。
私がブログを書き始めたのは乙音が亡くなった後ですので、乙音が最初に痙攣を起こした時は、ままさんのようにWeb上で情報提供のお願いをすることもできず、「痙攣」というキーワードで検索して調べることしかできませんでした。事前に、犬の病気の症状について書かれたサイトをブックマークしていたつもりでしたが、的確なことは書いて無くて、急な痙攣でパニックに陥ってしまいました。。


前置きが長くなりましたが・・・
低カルシウム血症による痙攣(特に「前兆」)について、また、ぼに&くらままさんの適切な対応の仕方について、飼い主の方には参考になると思いますので、このことについて書こうと思います。

b0087891_11263237.jpg

   〔↑「お手っ!」と言ったら、この状態・・両手ですが。。つくちゃん(苦笑)〕

~More
[PR]
by harutsuku | 2006-07-02 13:11 | 病気について
【日常の管理:尿のチェック】

昨日、春之進を動物病院へ連れて行きました。
春之進は、4年前から糖尿病を患っており、1~2ヶ月くらいの間隔で定期検査をしています。
乙音が亡くなってから、精神的に辛く、病院へ行く足が遠のいていましたが、そんなことも言ってられないので・・・

乙音の闘病中は、病院へは乙音だけを連れて行っていました。
待合室で待っている間、やはりその頃のことが走馬灯のように思い出されました。。
先生も病院の方々も、やんわりと気遣って下さるのが分かりました。
すごく気を遣われたり、細かい話を聞かれたり、逆に全く触れてもらえないのも嫌でしたが、丁度いい感じで気遣って頂けたので、嬉しかったです。


問題の春之進ですが、糖尿病の発症以来、合併症は白内障だけで、幸い、これといって重篤な状態になることは一度もありませんでした。ですが、もう9歳半・・。
何もなくても、老化に伴ういろいろな症状や病気が顕れる年齢です。

毎朝のインシュリン投与量は6単位。(=0.06ml)
春之進の体重は4.2kg(ヨーキーにしては大きい。。)ですが、今のインシュリン投与量は、「少し多い」とのことでした。
体重に対するインシュリンの投与量の目安はあるらしいですが、個体差や病状によって変わるので、結局は血糖値が安定する量が適当となります。

インシュリンの投与量は、今までは、飲水量と排尿回数・量・尿の色により、状態が安定している量にしていましたが、少し多いということもあって、自宅で尿の検査をしながら投与量を見直すことになりました。
動物に投与される薬の多くは、人間と同じものです。
およそ体の造りが同じだからなのでしょうが、薬による副作用もありますので、薬の投与量はできることなら必要最小限にしたいものですね・・。インシュリンの場合、多過ぎると低血糖になってしまいますし、少な過ぎると病状が進行するので、投与量は厳密に決めるのが理想です。
今の担当獣医師は、薬について「過剰に与えたくない」というお考えがある方なので、インシュリン量の見直しには大賛成です。

b0087891_1426049.jpg

リトマス試験紙(懐かしい・・)のように、尿の特定成分に反応するものです。
簡易検査ですので、色の濃さによっておよその判断をする(ボトルのラベルの色見本との比較)ものになります。まあ、自宅での管理では充分でしょう。

  1)ブドウ糖
  2)ケトン体・・・の2項目を管理することになりました。

※ケトン体:アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸の総称。尿ケトン体が陰性ならば糖尿病の管理は良好であり、陽性ならば管理状態がよくない。


乙音の時も同様の検査紙で、自宅で尿の検査をしていました。
この尿検査紙は、同時に幾つの検査項目を調べるかにより、数種類あります。
(一般の方も、薬局などで入手可能の様です。)
目視では判らないような微量の潜血なども判ります。
b0087891_1446740.jpg
       〔↑乙音の時の尿検査紙。8項目の検査ができる検査紙です。〕

多飲多尿は「病気のサイン」と、以前の記事に書きました。
多飲多尿の場合、適正な飲水量(体重×5%が目安)をはるかに上回る量の水を飲み、水っぽい(透明な)おしっこをします。(飲んだ水をそのまま排泄する感じ)
できれば日々、飲水量のチェックをした方が良いと思います。
多頭飼いの場合、なかなか難しいのですが・・。
まして、一日のうちで、誰もいない時間がある場合は困ってしまいますね・・。

方法の一つですが、水を替えるのは毎日同じ時間に決めて、与える水の量を量り、取り替える時に残っている水の量を量ります。これを毎日チェックして、明らかに飲水量の合計が多い場合(1.5~2倍以上でしょうか・・)は、多飲多尿かもしれません。但し、これからの時期、飲水量が多くなる時期でもありますので、そのあたりの判断が難しいところではありますが・・。多頭飼いの場合は、どの子か判りませんが、念を入れるのであれば、全員病院で検査ですね・・。

年老いた(おおむね7歳以上)愛犬が多飲多尿の症状を示す場合、まず慢性腎不全を疑うようです。春之進のように糖尿病のこともあります。また、年老いた雌犬、それも避妊していない場合は、まず子宮蓄膿症が疑われるようです。

その他の病気でも多飲多尿の症状から始まる病気は多いようですが、人間でいうところの「成人病・婦人病」が多いようですので、特に7歳以上のシニア犬は、日々の飲水量のチェックは、病気の早期発見に有効なものの一つではないかと思います。
尿が気になる(量が多い・少ない、色が濃い・薄い、臭いがおかしい・・など)ときは、病院へ行くのが基本ですが、同時に自宅でも尿検査紙を使ったチェックができれば、万全かもしれません。


【追記】
多飲多尿の症状がある場合、既に発症している(春之進も乙音もそうでした)可能性が高いので、すぐに獣医師の診察をお勧めします。自宅での尿試験紙でのチェックは、あくまでも目安であり、日々の健康管理の中で行うことが好ましいと思います。また仮に結果が問題なくても、症状優先で考えて下さい。
一般の方が入手できる市販品は、「尿糖・尿淡白・潜血」のみチェックできる物が殆どのようですので、それ以外の項目はチェックできません。
以上、誤解のないよう追記しました。
※尿試験紙は通販でも売っています。


※初めてご訪問頂いた方は、カテゴリの「ブログの概要」へお進み下さい。

よりたくさんの方にご覧頂くために↓クリックご協力お願いします。
人気ブログランキング【ブログの殿堂】 ペットブログランキング ブログランキング 愛犬ブログランキング 
[PR]
by harutsuku | 2006-06-14 15:20 | 病気について



闘病記・ペットロス・教訓   病気について・飼い主の知識・呼び掛け・告知
by haru
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
         
動画:在りし日の乙音
在りし日の乙音(約4分)  
 
haruのブログ
理不尽なこと 【10/2 更新】
Page View
UL5
カテゴリ
検索
リンク
フォロー中のブログ
以前の記事
最新のトラックバック
骨髄増殖性疾患
from 一語で検索
総コレステロール
from コレステロール・家族性高コレ..
それでもぼくは禁煙しない
from それでもぼくは禁煙しない
ペットの病気 大切なペッ..
from ペットの病気 大切なペットを..
心臓の病気 心臓発作の仕..
from 心臓の病気 心臓発作の仕組み..
腎臓の病気と症状 腎臓は..
from 腎臓の病気と症状 腎臓はカラ..
腎臓がんの症状と診断
from 腎臓がんの症状と診断
オーダー・フード、その後。
from 佐渡のワンコ
眼の健康を大切にしたい方..
from サプリメントの知恵
病気と健康
from 病気と健康
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
ボンレスハム工房へ
http://harutsuku.exblog.jp/

アクセス解析