~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



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【皮膚病 ~1~】

※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。

多かれ少なかれ「アレルギー」症状を持つ子は多いと思います。
特に皮膚や被毛に関する、「痒がる・脱毛・フケが出る」・・という症状は多いようです。
季節(春先~秋が多い)により皮膚が乾燥するためのものと、慢性的な「かゆみを伴う」ものがあり、後者はアトピーと呼ばれます。

「アレルギーが何故起こるのか?」は、皆さんご存知の通りです。
体の免疫機能が働くことにより、特定の抗原(アレルゲン)に対し過剰反応を起こしてしまうからであり、アレルゲンはその子によって様々です。
アレルギーの治療は、「アレルゲンが何であるか」を突き止めることが出来るか出来ないか、がとても重要なのですが、中々判らないもののようです。
もしアレルゲンが何か判れば、それを排除することで症状を抑えることが(理論的には)可能になるようですが、実際は、そう簡単ではないようです・・

というのも、「アレルギーを持つ子は、アレルゲンが幾つもあったり、今まで大丈夫だったものに反応するようになったり・・」で、原因が複雑に絡み合っている場合が多いから・・とのこと。
犬猫のアレルギー疾患が増えてきたのはここ最近のことのようで、考えられる原因は幾つかあるようです。
「ストレス」「食餌の変化」「好酸球のいたずら」「屋内での生活」・・など。

その中で、「好酸球」という、あまり聞き慣れないものについて。
好酸球は白血球の一種で、アレルギー反応の制御を行うものです。
本来、フィラリアや寄生虫に対抗する役割を担うものですが、現在ではそれらの予防・駆除がしっかりできていることにより、好酸球の出番は少なくなっています。
そのため、「他のものに反応し始めた」ことがアレルギー疾患が増えた要因ではないか、という説があるようです。(好酸球性皮膚炎。好酸球性が引き起こす病気は好酸球性腸炎好酸球性肺疾患などがあるようです。)
好酸球性皮膚炎に併発して、膿皮症という病気もあるようです。

アレルギー疾患になるかどうかは、人間同様、体質の要因が大きいようです。
アレルギーを体質的に持っている犬種は、「ウエストハイランド・ホワイトテリア、シーズー、シェルティー、柴犬」と言われているようです。

アレルギー皮膚疾患の治療は容易いものではなく、一度発症してしまうと、それまで問題なかったものにまで過剰反応を起こすことが少なくないようで、様子を見ながら根気よく、長期の治療が必要になるようです。
また、アレルゲン検査で陽性になったものが全て原因になるとは言えず、アレルゲンの排除をより困難にしているようです・・。

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by harutsuku | 2007-01-29 19:17 | 病気について
【9回目の月命日】

早くも9回目の月命日を迎えました。
去年の今頃はまだ発症の兆しは感じられず、10日前に亡くなった親族の葬儀を終えて、後の「いろいろ」でバタバタしていた時期でした。
その「いろいろ」はまだ終わってないのですが・・

先日お話した新芽、今はこんな感じです。
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このようなつぼみ?が、全ての枝の半分にあります。
花が咲くのかな・・ よく分かりません。。

今日は快晴で、乙音の好きだった出窓はポカポカしています(笑)
さきほどまで春之進が寝そべって昼寝していました。
画像を撮ろうと思っていたら、下りてきてしまいましたが。。

〔追記〕また昇ったので撮影(笑)
b0087891_13253690.jpg


乙音もきっと、昼寝しているのではないかと思えます(笑)

2月か3月の陽気を見て、庭に桜の木を植える予定です。
今年は暖冬のようなので、春の訪れは早いかも。
桜の種類によっては、あまり大きくならず、早く花を付けるものがあるようなので、
乙音の命日に、出窓から桜の花を見せてあげることができればいいな・・と思います。

そして、間に合えばですが、遊べるような庭を造ってあげたいと思います。
虹の橋から友達を連れて遊びに来れるのなら嬉しいのですが(笑)

尚、先日宣言してしまった(苦笑)新しいサイトの開設日は、
乙音の命日(4/25)を予定しています。


桜と庭と、「たくさんのお友達を助けて!」という乙音からの宿題、この3つを乙音の一周忌に供えたいと思っています。

助けてあげれなかったダメ飼い主の私から、頑張った乙音へのご褒美です(笑)


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by harutsuku | 2007-01-25 13:02 | ペットロス
【心臓の病気 ~僧帽弁閉鎖不全症(2)~】
一週間のご無沙汰です。。
急な仕事で何日も、ろくに寝れませんでした。。
せっかく来て頂いたのに、更新できていなくてすみませんでした。


僧帽弁閉鎖不全症」の続きです。

外科手術について。
まず、心臓病の手術においては、日本のスペシャリストの先生方の技術は、獣医療の先進国アメリカの専門医に引けをとらないそうです。
動物の心臓はとても小さいですから、むしろ器用な日本人の方が手術は上手いと言える・・とか。
僧帽弁閉鎖不全症の手術は、

  ①僧帽弁を支持している筋(腱策)の修復
  ②人工弁への置換        ・・のどちらかになるようです。

どちらの手術も、成功すれば完治する可能性は高いようです。
ただし、それぞれに欠点があり、「腱策の修復」の場合は再発する可能性があり、「人工弁置換」の場合は、弁が金属によるために血栓が出来易い・・そうです。

腱策の修復手術は、「愛知県名古屋市千種区竹腰 茶屋が坂動物病院 金本勇・獣医師」が第一人者のようです。
人工弁置換手術より、腱策の修復手術の方が難しい手術のようで、)金本獣医師以外はやられていないとか。(2002年当時)

以前は、低体温麻酔法いう、体温を20℃程度に保って心臓を停止させて手術を行ったようですが、現在では人間の心臓手術と同じように、動物用の人工心肺を使えるようになったことで、かなり重症の子の手術も可能になった・・ようです。


一方、人工弁置換手術においては、「東京農工大学付属家畜病院 山根義久・獣医師」が著名で、動物用の人工心肺を開発された方のようです。

人工弁の欠点、「血栓が出来易い」の対策として、チタン製の機械弁に代わる「豚の大動脈弁」から作った生体弁の開発をされているようです。(2002年当時)


小動物の心臓手術はかなりの難易度で、これはもうスペシャリストの先生にお任せするしかないのでしょうね。
手術費用は高額なのと、「ただ生かす」ようなことになっては本末転倒なので、外科治療か内科治療かの選択はとても難しいと思います。
手術をすれば、かなりの確率で「また元気に走れるようになる」ということであれば良いですが・・。

救いなのは、「日本の心臓病外科手術はトップレベル」ということですね。
治療技術・方法がもっと進歩して、専門医がもっと増えて、選択肢が広がることを祈るばかりです。

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by harutsuku | 2007-01-24 21:53 | 病気について
【お知らせ】
1/16、当ブログをご自身のブログでご紹介頂いた方がいらっしゃいましたのでご紹介します。

姉ゴンさん ⇒とある小さなレンタル犬ショップのドタバタ日誌

レンタル犬ショップ店長の姉ゴンさん。66頭のワンコたちを抱え孤軍奮闘する笑いあり涙あり・・の日常を綴られています。業界に携われている方ならではのお話や、フードについてのことなど、参考になります。
「犬をレンタルすること」については賛否両論あると思いますが、私はセラピードッグの大切さを感じていますので、応援させて頂きたいと思っています。
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by harutsuku | 2007-01-18 15:50 | e.t.c.
【新たな息吹と新サイト構想】
病気の話ではないですが・・

1ヶ月ほど前、妻が仕事の際に花束を貰ってきました。
その花束を妻がアレンジして、乙音の霊前に飾ってありました。
普通の花はすぐに散ってしまったのですが、その中にあった木?(名前は分かりません。。)だけ、何も変化がなかったのでそのままにしておきました。
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・・暫くして、その全ての枝から新芽が芽吹いてきました!

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部屋の中は確かに暖かいのですが、なんとも嬉しくなりました(笑)
毎朝、乙音にごはんを供える時に、花瓶の水を注ぎ足すのが私達の日課になっています。

芽吹くのは、何も不思議なことではないのかもしれませんが、新芽の成長を観察するのが嬉しい毎日です(笑)
乙音の命が、新たな形となって現れたように感じます。


話は変わって・・

以前より、このブログをご訪問下さる方の中に、現在闘病中のお子さんを抱えておられる方がいらっしゃいます。コメントを頂いた方しか存じませんが、「痙攣」等の病気に関するキーワード検索でここにお越し下さる方は多いようです。
私もそうでしたが、我が子を助けようと、助けてあげたいと願い、必死に情報を得ようとされたり、やり場のない気持ちを癒されにお越し下さる方も多いと感じています・・

だいぶ以前の記事で、「動物に関するHPを立ち上げる」と宣言しておりましたが、未だ何も手付かずです。。
ただ、どのような内容にすればよいか、考えてはおりました。
ようやく、どうするか固まってきましたので、宣言してしまおうと思います。
何せ、「面倒くさがり」な性格ですので(苦笑)、宣言してしまえばやらざるを得ないと思いまして・・(汗。。)

     1)我が子の闘病を経験された方が、「ご自身の体験」を語って頂ける場所
     2)             〃      、「後悔していること」  〃
     3)実際に受診され、お勧めできる動物病院のご紹介をして頂く場所
     4)このブログから抜粋した、病気についての記事の要約
     5)    〃  、飼い主が知っておいた方が良いと思われること
     6)最新の治療法、動物医療関連のニュース

症状から病気のことを検索できるサイトや、闘病記を書かれている方は多いです。
ただ、知りたいことが全て一つ二つのサイトやブログで分かるかと言えば、それは難しいと思います。
緊急時に知りたいことは、概ね次のことだと思います。

   「どのような病気なのか」 
   「どのような対処(治療)をすればよいのか」
   「この先どうなっていくのか」 
   「同じ病気の治療を受けた方の体験が聞きたい」
   「治療費はどのくらいかかるのか」 
   「治して下さる獣医師はどこにいるのか」
   「飼い主が最大限できることは何か」

いざ我が子が発症した時、私達飼い主の選択はとても重要です。
獣医師の選択、治療の選択・・

飼い主の知識によって、助かるはずが助からない・・ということは充分有り得ます。
私ももっと知識があったなら、乙音の苦しみを最小限にできたと思います。
それが今でも悔しいのです・・

「知識」とは、病気そのものの知識や、治療法の知識だけではありません。
「獣医師のこと」など・・も知っておかなければなりません。
きっと、任せっぱなしではいけないと思えるはずです。
たとえ「良い先生であっても」です。
「治療方針の最終決定は飼い主がする」・・からです。

他にも、知っておいた方がいいことはたくさんあると思います。
実際、我が子の闘病を経験された方は、多かれ少なかれ「後悔していること」はあると思います。
そのようなことも含めて、「飼い主の知識」は大切だと思うのです。


私が一方的に書きなぐるようなサイトではなく、皆さんと作っていくサイトにできたらいいな・・と思っています。
そして、大変な思いをされている方を、皆さんと一緒に応援できるような、そんなことができればいいなぁ・・・・・・と思います。


とは言え・・・
だいぶ先になると思いますが、なるべく早く、サイト開設できるように頑張ります!

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by harutsuku | 2007-01-17 23:56 | e.t.c.
【心臓の病気 ~僧帽弁閉鎖不全症(1)~】
※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。

後天性心臓疾患で多い、「僧帽弁閉鎖不全症」について。
(※先天性の場合もあるようです)

この病気に掛かる犬種で多いと言われているのは、「マルチーズ、キャバリア」。
そして・・
チワワ、プードル(トイ/ミニチュア)、ダックスフント、ミニチュア・シュナウザー
ポメラニアン、ヨークシャーテリア、シーズー



この病気は、加齢(10歳頃から)、そして遺伝によるものと考えられているようです。
特にマルチーズは、10歳以上で発症率が60%を越えると言われています。

この病気は、「左心房と左心室の間にある弁が、充分に機能していない」ものです。
本来、一方通行でなければならない血液の流れが、「一部逆流している」状態です。
※詳しい図解と解説はこちら

何故そうなってしまうのか?
この弁(僧帽弁)は、腱状の組織によって支持されていて、この腱〔腱策(けんさく)〕が切れたり、伸びたりという変化を起こすことによって、僧帽弁が上手く閉じなくなるから・・のようです。
また、僧帽弁そのものが肥大化し、閉じにくくなることもあるようです。

弁というのは、開閉する動作をするものですが、「開いて血液を流し、閉じて逆流を防ぐ」ものです。
僧帽弁は、肺で新鮮な酸素を受け取った血液を大動脈に流すのに必要な弁なので、僧帽弁が機能しないと、「血液の巡りが悪くなってしまう」・・ようです。


《僧帽弁閉鎖不全症の症状》

 〔初期〕
  ・(血液の逆流による)心雑音がある。
   ※ドックン、ドックンではなく、ザーンという一つの音に聞こえる。
  ・左心房の肥大がみられる。

 〔中期〕
  ・少しの運動で息切れをする。
  ・元気がなくなる。(動きたがらない)
  ・苦しそうな咳をする。(肺に水が溜まっている〔肺水腫〕状態)
   ※夜間~早朝など、「横になって寝ている時」に多い。(うっ血のため)

 〔重度〕
  ・常に呼吸困難の状態。(横にならず、お座り姿勢のままでいたりする)
  ・心臓全体の肥大がみられる。

  
《僧帽弁閉鎖不全症の治療法》

  ・内科療法(対症療法)
     1)強心剤+利尿剤 ※排尿を促し、肺のうっ血を緩和するため
     2)血圧を下げる薬 ※心臓の負担を減らすため
     3)血管拡張剤 ※心臓の負担を減らすため

  ・外科手術(根治治療)
     1)人工僧帽弁(チタン製、生体利用の弁)の置換手術
     2)腱策の補修手術
     
  
手術をしなければ治らない病気のようですが、程度によっては、投薬のみの治療でも充分な延命が可能とか・・
手術は、難易度が高く、しかもかなり費用がかかるようです。
(弁置換手術で100万以上、腱策の補修手術で60万以上・・らしいです) 

加齢と遺伝によるものであるので、発症を防ぐことはできそうにありませんが、我が子ができるだけ苦しまないように「早期発見」してあげることはできそうです。

初期の「心音の確認」は、常々、我が子の体に耳をつけて心音を聞いていれば、発症した時に違いが分かるでしょうし、「息切れする」「動きたがらない」どうかも、気にしていれば比較的早く気付けると思います。

重度の症状、「横にならず、お座り姿勢のまま」は、乙音が亡くなる2日前から目の当たりにしましたが、本当に苦しそうです・・
(乙音の場合は腹水による肺の圧迫でしたが。)
今でもまだ、その時の乙音の姿は、目に焼きついて離れません。。

「歳だからかな・・?」で済まさず、10歳近くになったら、定期健診は必要かもしれませんね。心雑音があるかどうかは、聴診器をあてるだけで分かるようですので。


毎回、「脅すようなことを書いてるなぁ・・」と、我ながら思うのですが・・
いつか、「どなたかのお子さんが助かることに繋がればいいな・・」と思っています。

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by harutsuku | 2007-01-16 00:24 | 病気について
【動物病院の乱立とその背景】
地域にもよると思いますが・・

「動物病院って、多くない?」・・そう感じられたことはないでしょうか?
そして、一部の動物病院を除いて、「一つの病院に在籍する獣医師は少ない」・・
こうも感じられたことはありませんか?

私の地元では、人口に比べて動物病院の数が多い気がします。
ほぼ毎年、新しく開業される病院があります。
地方なので、昔から犬猫を家族にされているお宅は多い方だと思いますが、
それにしても、「人口:人間の病院 < ペット(犬猫)の数:動物病院」・・です。

以前は漠然とそう感じていただけなのですが、調べてみると納得することが・・

  「獣医師の待遇は良くない」


医療関係の四大資格の中で、獣医師(※小動物臨床獣医)は一番待遇が悪いようです。(※時給換算すると)
大学の獣医学部の偏差値は、概ね「医学部>獣医学部>薬学部>歯学部」・・という順に高いそうです。(もちろん、大学によりますが)
獣医学部のある大学は国内に16校で、全ての定員を合わせても一学年1,000人に満たないという希少さがあるのに、待遇は最低・・

その理由は、お察しの通り「医療保険制度」によるもののようです。
人間の医療制度と違い、動物診療は全額個人負担のため、動物病院に掛かるペットが少なく、しかも動物病院の売り上げは不安定。
義務付けられている狂犬病の予防接種を受ける数は、対象全数の4割程度しかないというデータがあるそうです。

「医師」という名の元、独占的に動物医療に携われるとは言っても、開業医の場合は完全な「水物商売」と言えると思います。
日々、売り上げの見通しが立て難い職業と言えますね。
医師と獣医師は、学力・資格取得までに掛かる費用と期間など、そう大差ないという話も耳にします。

 ※医師と獣医師の一般的な年収比較。

  医師・・・研修医期間を過ぎれば、30歳前後で年収1,000万は普通(らしい)
       経験を積むにつれ、年収は上がるのが普通。
  獣医師・・30歳前後でも、年収400~500万は普通(らしい)
       経験を積んでも、年収はさほど変わらない場合が多い(とか)

医師は、同年代の標準的なサラリーマンの2倍以上の年収が得られるのに対し、獣医師は同程度かそれ以下。
年収だけでなく、稼動時間についても獣医師の方がはるかに長いと言われています。
獣医を目指して獣医学部に入ったものの、あまりの待遇の悪さに、街の動物病院に就職する学生は、全獣医学部の卒業生の3割程度というデータもあるようです。
(その他の方は、官公庁や企業へ就職)
私からすれば、「残念」の一言ですが。。

動物病院の勤務獣医は、少しでも待遇の良いところへ転職されるか、「独立する」しか、(小動物臨床獣医師として)年収を上げる方法がないようです。
なので、「動物病院の乱立」という現象があるようです。

ただ・・
開業には多額の費用が必要で(場所や設備によっては数千万単位)、スタッフの人件費も捻出しなければならず、開業してからもとても大変だと思います。

反面、動物診療料金の「一律は禁止」なので、商売として儲かっているところもあるようですが・・。
メディアを使って知名度を上げたり、HPでPRしたり・・ということは、繁盛させるためには必要なことでしょう。

あーちゃん さんからお聞きしたお話では、「日本獣医学会に入っていらっしゃる獣医さん達の病院は、基本的に自らの病院のサイトを立ち上げて宣伝する事は禁止されている」とのこと。
なるほど、動物病院のHPが少ない理由の一つでしょうね。

我が子が急な病気になった時、動物病院のHPを探す場合は多いと思います。
HPがあれば、またメディアが取り上げた病院だから・・と言って、「良い病院とは限らない」のは、多摩センターの一件でも明らかです。
HPを鵜呑みにはできないですが、口コミがなければ、HPとかからの情報がないと判断できないですよね・・
病院選びの難しさ・・

獣医師の世界は閉鎖的な感じがします。
是非、「動物と、その飼い主の身になって」欲しいと思います。


日本は高齢化が進み、医療現場でのアニマルセラピーの効果も認められてきています。
健康な人でも、動物から受ける癒しは絶大なものがあると思います。
動物に癒されるだけではなく、「動物の医療環境の向上」ということを、国や社会がもっと考えてくれるようになって欲しいものです。
それによって、獣医師の待遇が向上し、優秀な獣医師が育つことに繋がっていくのだと思うのですが・・

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by harutsuku | 2007-01-14 16:48 | 飼い主の知識
【心臓の病気】
※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。

心臓病について。
心臓病は大きく二つに分かれるそうです。
そして、それぞれ多いと言われる病気は下記の通りです。
  
    先天性・・・心臓の生まれつきの奇形

          ・動脈管開存症
          ・心房中隔欠損症
          ・心室中隔欠損症 
          ・僧帽弁閉鎖不全症  
          ・肺動脈狭窄症
          ・ファロー四微症  ・・など

    後天性・・・正常だった弁や神経機能に異常が起こる

          ・僧帽弁閉鎖不全症
          ・心不全
          ・フィラリア症  ・・など

心臓に奇形のある確率は、0.5%程度という統計があるようです。
生後数ヶ月頃に、「元気がなかったり、成長が遅かったりする」ことが多く、また「可愛い顔をしている子犬に多い」・・という説もあるようです。

心臓病は、「弁の機能不全・形成不全」「動脈異常などによる血流阻害」「欠損(穴が開くなど)」・・が多いようです。
特に弁の異常は多く、また手術の難易度も高いようです。
そして、人工弁(チタン製)への置換手術の場合、手術費用はかなりの高額になるようです。。

心臓内の血液の流れについて。
犬の心臓は「左心房、左心室、右心房、右心室」の4つに分かれており、それぞれに弁があります。
これらの弁によって、心臓内の血流は一方通行に規制されています。

 全身を巡った汚れた血液⇒右心房⇒右心室⇒〔肺動脈〕⇒
               ⇒左心房⇒〔僧帽弁〕⇒左心室⇒大動脈⇒全身へ

この流れ方のどこかに異常があると、血液中に酸素が充分に取り込まれなかったり、肺に血が溜まったり・・という現象が起こってしまいます。

心臓病の主な症状は下記になるようです。
 
   ・少しの運動で息切れする
   ・呼吸困難
   ・咳をする(コンコン、ゼーゼー、激しい咳)
   ・不整脈
   ・幼少期からの成長不良
   ・舌全体の色が薄くなる(貧血状態)  
   ・お腹や脚のむくみ
   ・胸水、腹水
   ・下痢、便秘
   ・肝臓の腫れ
   ・尿の量が少なくなる ・・・など。

特に「咳」「呼吸の異常」は、心臓病に共通と言ってよい症状のようです。
心臓に入った血液は、肺に送られてから心臓に戻るので、血液の流れに異常があると、肺に水が溜まる「肺水腫」になり易いようです。
(ちなみにこの「水」は、血液中から血管をしみ出てくるものです。)


一般的な治療法について。(代表的な心臓病については、後日記事にする予定です)

    投薬治療・・強心剤、血管拡張剤、利尿剤など、
          ※「心臓機能強化・血圧を下げる・むくみを取る」

    手術・・・・機能・形成不全箇所の人工物への置換、修復など


後天的な心臓病は、特に10歳頃から発症率が高くなるもの(僧帽弁閉鎖不全症)があり、息切れなどの症状が加齢によるものか病気によるものかの判断が難しい感じがします。。
ただ、「咳には要注意」ということは言えるかもしれません。

更新の励みになります。 
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by harutsuku | 2007-01-12 22:38 | 病気について
【神経の病気について ~椎間板ヘルニア(2)~】
※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。

椎間板ヘルニアについての続きです。

余談ですが・・
私は実は腰痛持ちで、「脊椎すべり症」と診断され、以前から手術を勧められています。。背骨をボルトで固定する手術だそうです。。
手術するつもりで以前いろいろ調べたのですが、予後が悪い例ばかりだったのと、執刀医の技術に差があるのと、2~3ヶ月は入院と聞いて、放置しています・・

数ヶ月に3日間程度、腰痛と脚のしびれに悩まされますが、しばらく放置していると痛みとしびれは治まるので、かれこれ15年くらいほったらかし(苦笑)
ですが、腰痛の話をしたり、こんなを見ると、しびれてくる気がするので不思議なものです。

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椎間板ヘルニアの治療

【内科治療】
   ・軽度の場合、椎間板の飛び出しが複数あるものなど、に適応

 <内服薬>※薬の名前は調べましたが、確かではないので記載しません。
   ・神経細胞を保護するもの
   ・脊髄の浮腫を取るもの
   ・ビタミン剤
   ・ヘルニアに直接作用するもの
   ・椎間板の水分を取るもの(コンドロイチナーゼABC)
   
   ※ステロイド、抗炎症薬は痛みを緩和するだけの効能しかないようです。


【外科治療】
   神経を圧迫している原因を取り除く手術

 <手術の目処>
   ・脊髄軟化症(脊髄内での出血による)以外であれば手術は可能
   ・深部痛覚がなくなって(痛みを感じない状態)から48時間以内が望ましい。

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深部痛覚が無くなって48時間以上経過しても、脊髄軟化症になっていなければ手術で助かる場合もあるそうです。
戸ヶ崎動物病院 諸角元二・獣医師(埼玉県三郷市2-160-4 TEL 048-955-8179)によれば、10日経過してしまっても手術で歩けるようになるケースは多いとのことです。
諸角獣医師に我が子を助けて頂いた方のブログをご紹介します。
My treasure is jin-musk-ten and Knit!!
受診された時のご様子や、諸角先生のお人柄が良く分かります。

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【深部痛覚の有無の判定法】

フラフラ歩いたり、悲鳴をあげる・・という症状があったのに、無くなったときに、

  ①脚を強くつねる。⇒表情を変えない 
     ⇒痛みを感じなくなっている可能性が高い
  ②排尿をしない(できない)かどうかの確認。(※膀胱が膨らむ)

  ※反射的に脚を引っ込めたりするが、痛みを感じていれば表情が変わる。


【確定診断】

   ・CT、MRIによる画像診断
   ・脊椎造影

【予防法】

   ・予防薬はないとのこと。(サプリメントは?)
   ・肥満に気を付ける
   ・階段の昇り降りをさせない
   ・高いところからの(背骨に衝撃のある)ジャンプをさせない
                     ・・など、背骨に負担が掛かるようなことは×

   ※遺伝的要素も大きいようです。

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症状が緩和されたと思えば普通は安心してしまうところですが、椎間板ヘルニアにおいては、「重症になっている」・・んですね。。
ヘルニアの手術をしない(できない)獣医師や、専門医を紹介しない獣医師のできることは投薬治療しかないようです。(CTやMRIも持っていないでしょうね・・)
早い段階で手術をすれば100%治るはずの病気とのこと。

最悪なのは、「手術が必要なのに、痛みを抑える薬で誤魔化され、深部痛覚が無くなってしまったのを、『完治した』・・と誤診される」 ことでしょうか・・

・・この病気も、飼い主の観察が明暗を分けそうですね。。
気が抜けません・・ね。。


おかげさまでアクセスが少し戻りました。
ありがとうございました。
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by harutsuku | 2007-01-09 01:17 | 病気について
【神経の病気について ~椎間板ヘルニア(1)~】
※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。
「二歩先をゆく獣医さん」、Amazonで、新品(定価通りの¥890)で売っています。
(1/8現在、¥1,500以下送料¥300、納期3~5週間)
他には定価以上の古本しかないので、入手したいと思われていた方はどうぞ。
1/9追記 ↑売り切れたようです。

昨日、今年最初の雪かき(北海道では「雪はね」ですかね)をして、少々筋肉痛の私です(苦笑)
運動不足が祟っています・・
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椎間板ヘルニアについて。

全犬種に起こりうる病気のようですが、特に軟骨異栄養性犬種(ダックスフンド、シーズー、ウェルシュコーギー、ビーグル、コッカースパニエル、ペキニーズ、ラサアプソ)に多い病気です。
人間にとっても比較的良く耳にする病気ですね。
ご存知の通り、背骨と背骨の間にあるクッションの役目をする椎間板が損傷し、神経を圧迫するため、下肢の麻痺や激痛のある病気です。
軟骨異形成品種の場合、3~6歳での発症率が高いそうです。

椎間板は、中にゼリー状の物質が入っていて、その周りをゴムパッキンのような線維が取り巻いている構造とのこと。
椎間板ヘルニアには、この線維がドーム状に盛り上がるケースと、線維が破れて中のゼリー状物質が飛び出してしまうケースがあるようです。
人間に多いのは前者の場合、犬に多いのは後者の場合で、当然ながら後者の破裂型の方が深刻な症状を呈するそうです。

人間の場合ならば、何の前触れもなく、いきなり歩けなくなることは稀のようですが、犬の場合は、脊髄の位置の関係で、いきなり腰が抜けることが多いようです。
ただ前兆はあるようで、「震える」「動かずにジッとしている」など、「痛みに耐えている」ような仕草・行動がみられるようです。前兆後、半日程度で腰が抜けてしまうことが多いとか。

治療は程度によって、内科治療・外科治療(手術)があります。
内科治療で治る場合もあれば、再発によって手術が必要になったり・・
一番気を付けなければならないのは、「深部痛覚を失ってから48時間以内に手術をしないと、治る可能性はとても低くなる」ことです。
「深部痛覚を失う」←犬自身が痛みを感じなくなることで、放置してしまうと脊髄機能が回復せず、歩けなくなったり、自分で排尿できなくなるようです。
こうなると、飼い主が自分で尿を絞ってあげることを一生続けなければならないようです・・
四六時中、見ていないといけない状況ですね。。

続きは次回で・・

参考サイト
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by harutsuku | 2007-01-08 10:32 | 病気について



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