~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



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【輸血について】

前回、血液の病気のことを少し書きました。
で・・
乙音のことがあってから、ずっと気になっている「輸血」について、書いてみたいと思います。


犬や猫では、輸血をすることが珍しくなくなっているようです。
個人の動物病院でも、輸血用の血液を提供してくれる「供血犬・供血猫」を準備されているところも多いようです。
(病院の中で獣医師に飼われている子がいますが、大型の犬は供血犬のことが多いでしょう。)

輸血するのは、(血液以外の病気では)かなり重篤な状態ですし、不慮の事故による怪我の場合もあるので、いざと言う時の予備知識として必要なことではないかと思います。
ちなみに私は、クロスマッチという言葉を知ったのは、乙音が大学病院で輸血すると言われた日でした。。


輸血については、犬と猫では異なります。
まず血液型について。
※ご存知の方は流してお読み下さい。

犬の場合、血液型は8種類(国際標準:DEA型分類)若しくは9種類(日本式表記&シゲタ式表記)とされており、A型B型という呼び方ではなく、数字あるいは数字とローマ字の組み合わせになっています。  ⇒犬の血液型
※「DEA型分類では、犬の血液型は13種類」ということも聞きますが、国際的には8種類のようです。

一方、猫の場合は、A・B・ABの3種類です。 ⇒猫の血液型


輸血の危険性は、「型が合うか=輸血した血(=抗原)を異物と認識し攻撃する(=抗体)ことはないか」・・が重要になります。

犬も猫も、輸血前に「クロスマッチ」という反応試験をします。
輸血する側とされる側の血液を混ぜて、固まらないかなどを調べるテストのようです。
固まれば当然「合わない」ということになり、固まらなければ「合う」という目安になるようです。

犬は、「自然抗体を持たない」と言われています。
「初回の輸血では殆ど問題ない」とも言われているようです。
喩えて言えば、「敵(抗原)が体内に入っても、すぐに迎え撃つ攻撃部隊(自然抗体)がいないので、戦争(副作用)にならない」・・という感じでしょうか。

けれど・・
敵の進入をみすみす許したままでいられないのが「免疫システム」です。
「敵」を認識すれば、すぐに攻撃部隊を編成し、「今度入ってきたら只じゃ済まさねーぜっ!」・・ということになります。
そして再び敵が侵入してきた暁には、戦争が始まり(=副作用)、街はグチャグチャ(=状態の悪化)・・という危険があります。

クロスマッチ試験では、抗原と抗体が顔を遇わせるのは「初めて」のことが殆どでしょう。
クロスマッチの結果だけで、「反応がない=合う血液」・・とは言い切れないのでは?
・・・と、素人の私は思うわけです。
クロスマッチに加えて、血液型での「合う・合わない」のチェックは必要と思います。


一方、猫の場合は人間と同じで、「同じ血液型を輸血すること」が必要です。
絶対に間違えてはいけないのは、「A型の猫にB型の血液の輸血」・・のようです。
もしそうしてしまった場合、溶血が起こり、大変なことになってしまうそうです。

但し、例外があり、「B型の猫にA型の血液を輸血することは可能」・・とのこと。
理由は、「A型の猫は、B型血液の抗体が弱い」・・からとか。
そうは言っても、抗体がある以上、やはり「同じ型の血液を輸血するべき」だと思います。


最後に、恐いことを知りましたので書いておきます。

「血液型の検査は、病気の時は正確な結果が出ないことがある」

・・ということです。
輸血するのは、怪我以外では病気の時です。
病気の時に血液検査をし、クロスマッチをし、「大丈夫!」という輸血が、大丈夫じゃない・・ことが「ある」ようなのです。。。。


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実は、輸血のことは、私にとって避けたい話題でした・・
乙音は輸血した後、状態が急変(血糖値の著しい低下)しました。
輸血をしなくても助からない病状であったと思っているので、輸血が悪かったとは言いたくないのですが、実際はどうだったのかを究明することは、未だにできないでいます・・
乙音は、およそ20時間の間で2回輸血をしたと聞いています。

  輸血前の血糖値=58
  1回目の輸血後=27
  2回目の輸血後=20

輸血前の58という値は、低血糖症の範囲(70mg/dl以下)ですが、40mg/dl以下になると、それだけで命の危険があると言われています。
1回目の輸血で、既に40を大きく下回っていることが何を意味するのかは、素人の私では憶測に過ぎないので、ここで個人的な考えは述べない方が良いと思います。

仮に直接の死因が低血糖であったにせよ、輸血との因果関係を究明する意味は、乙音の場合は無いと思っているのですが、看取れなかったという後悔の面では、何れ自分の中で整理しなければならないことだと思っています。。


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by harutsuku | 2007-03-31 01:28 | 検査・治療の知識
【血液の病気】~免疫介在性溶血性貧血~

※この記事は、「二歩先をゆく獣医さん(坂本徹也著)」他、を参考にしています。


何かの症状で通院した時、一番多い検査は血液検査だと思います。
これは人間でも動物でも同じですが、血液を調べれば、「(症状として)目に見えない」病気や状態が分かるからでしょう。
けれど、こと動物診療においては、まだまだ血液の分野は遅れているようです。
遅れている・・というのは、「検査結果を読めない」(※結果から確定診断への導きができない・やらない)ということですが。

猫に多い血液病は、白血病やエイズ、そして犬に多いのは、免疫介在性溶血性貧血のようです。


免疫介在性溶血性貧血の症状としては・・

   ・元気喪失
   ・息切れ
   ・食欲減退
   ・口や舌の色が白くなる
   ・手足の冷え
   ・心雑音  ・・・など。

「免疫介在性溶血性貧血」・・というのは、字の通り、「自己の免疫機能が自分の赤血球を破壊する」というもののようです。この破壊の状態ですが、自分の赤血球を「外から進入した異物」と免疫システムが誤認してしまい、脾臓や肝臓で捕獲=破壊・・ということのようです。
赤血球が破壊されるスピードが、作り出されるスピードより勝る場合に貧血症状を起こします。
その程度は個々によるようですが、概ね、発症する以前から病気は始まっているものと考えられるのではないでしょうか。
破壊と生成の閾値を越えて初めて、「目に見える」ということですね・・

この病気は、発情期のメス犬に多い・高齢になると発症し易い・・という説もあるようですが、一概にそうとも言い切れないようです。

先天性と突発性があり、突発性の原因としては、「ウィルス感染」そして「ワクチン」が疑われるそうですが、真の原因はまだ掴めていない病気のようです。
異物の進入に免疫機能が対抗した結果、何らかの条件で赤血球を破壊してしまう病気なので、ワクチン接種後に発症することは確認されているようです。
※だからと言って、必要なワクチン接種をしなければ、免疫が出来ていないために重篤な病気に掛かってしまうことも考えられ、ワクチンが全て悪いとも言い切れないとは思いますが・・。

治療は、免疫抑制療法になるようです。
免疫機能が過剰に働いているための症状なので、当然でしょうか・・
使う薬はステロイド(副腎皮質ホルモン)。
それでも効かなければ、抗ガン剤になるようです。
ステロイドの投与の仕方によっては、本来必要な免疫機能の著しい低下により、感染症に掛かり易くなるので、場合によって同時に抗生剤投与の必要があるようです。
免疫機能異常であるが故に、治療は投薬のみとなり、薬によるコントロールを続けることになるようです。。

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ワクチン接種について、私の個人的な意見ですが・・
ワクチンに対し、免疫機能が異常に働く原因は、まだ解明されていないようですので、不必要なワクチン接種を避けることは、飼い主が、我が子を免疫介在性溶血性貧血にさせないための防御策なのでは?・・と思います。(獣医師はそんなこと言わないと思いますが)
例えば、免疫存続期間が長いと言われるワクチンや狂犬病ワクチンなど・・でしょうか。
混合ワクチンの接種をどの位の間隔で受けるべきか?について、詳しく書いている方がいます
       ⇒結局ワクチンって何年に1度接種すればいいの?

それと、これも素人考えかもしれませんが、「今まで同じワクチンで大丈夫だったから」というのは、あくまで「今までは」と考えた方が良い気がします。
免疫機能は加齢によって低下します。
また、「異物認識」も、体調とか、よく分かりませんが条件によって変わるものではないかと・・
良い例が、「花粉症」です。
突然発症したり、突然治まったり・・ということがありますよね?
私も高校生の頃に急に花粉症になり、環境を変えても続き、諦めた頃に突然治り?ました。
そのようなことが、免疫システムにはあるのではないかと・・
何事も、「根拠の無い過信は禁物」ってことでしょう・・か。

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by harutsuku | 2007-03-27 21:47 | 病気について
【11回目の月命日と痙攣が続いた夜のこと】


日付が替わり、11回目の月命日を迎えました。
1年前の今頃(午前1時)は、乙音は苦しそうに痙攣していました・・

前日の夜、最初の痙攣を起こし、病院での治療を終え帰宅途中の車の中で、痙攣が止まると共に瞳孔が開いたように見え、「死んでしまった・・」と勘違いしてしまいました。
帰宅しても痙攣は朝方まで続き、私達は為す術もなく、苦しむ乙音を見守るしかできなかったことが、遠い昔のようでもあり、つい昨日のことのようでもあり・・複雑です。

今年は桜の開花が早いようで、一周忌に合わせて咲いてくれればいいなぁ・・なんて期待は泡と消えそうです。
自宅に桜を植える計画は、今年は断念しました。
庭もちょっと間に合わないかな。。
サイトを開設するのが精一杯の状況です。。
桜が咲いたら霊前に供えて、一周忌には霊前もきちんとしたいと思っていますが。

去年は撮るどころではなかった「桜のトンネル」ですが、今年は一年中見れるように、写真を撮ろうと思います。
乙音を病院へ送り出し、自宅に戻った乙音を迎え、そして火葬場に行く乙音を見送ってくれた桜のトンネルですから。
上手く撮れたらここにアップします。

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by harutsuku | 2007-03-25 01:24 | ペットロス
【ペットフードの危険】

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「カナダの会社が製造したペットフードを食べた犬猫が腎不全を起こし、16匹が死亡した」
・・・というニュースがありました。 ⇒yahooニュース

原料の中国産小麦粉に、ねずみ駆除剤が残留していたらしいです。
問題の会社に製造委託していた、日本ヒルズでも念のため、製品回収をしているそう・・
  ⇒日本ヒルズ ニュースリリース
他にも多数のフードメーカーが、この会社に製造委託していたそうで、どのメーカーも「自社製品には問題が出ていない」ことを強調した上での自主回収をしているようです。

我が家が買っているTLCも、カナダ製なので念のため確認しましたが、「関係はない」ということで一安心でした。

元々、ペットフードの原料規制は緩く、「何が入っているか分からない・・」と言われてますが、
恐い話ですね。
法規制が無くても、利益最優先ではなく、安全なフードを作って欲しいものです。


ところで、人間の食べ物は安全・・なのでしょうか??
狂牛病の牛肉規制も万全とは言えず、私達もペットも、知らずに口にしている・・なんてことが無いとは言えないような。。


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by harutsuku | 2007-03-24 19:02 | e.t.c.
【多摩センター動物訴訟】

今日、民事訴訟の判決が出ましたね。
先ほど、日テレのリアルタイムで報道していました。
原告5名に対し、318万円の損害賠償命令が出たそうです。

次は刑事告訴とのこと。
いい加減な儲け主義の獣医師、当然の報いです。
これで、見て見ぬ振りの獣医師会や農林水産省も、何か動いてくれるのでしょう・・か?

それでも亡くなられた子は帰って来ない・・
飼い主の方のお気持ち、お察しします。

被害者の皆様、まずは一段階進んで良かったですね。

多摩センター動物被害者の会


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by harutsuku | 2007-03-22 18:30 | 呼びかけ/告知
【糖尿病発症初期の血液検査結果】

更新が滞っております・・
何度もお越し下さっている方、すみません。。
病気のことについて、本などを参考にしながら記事を書くのは時間が掛かるので、今日は、春之進が糖尿病を発症した当時の血液検査結果について、書きたいと思います。

発症したのは5年前でした。
数日間、多飲多尿はあったのですが、私達は重く受け止めず、黒目が白く濁ってきたことで慌てて病院へ駆け込みました。

↓日付が書いていないですが、発症後最初の血液検査結果です。(クリックで拡大)

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・・血糖の基準値上限の3倍という数値が出ました。。
既に白内障も発症しており、糖尿病と診断され、この日から毎日1回インシュリン注射を打つ日々が始まりました。
インシュリンの量は、低血糖にならない程度の量から始め、検査をしながら決めていく・・ということでした。

多飲多尿も少し収まったかな・・という感じでした。
2週間後、再び血液検査の結果 ↓

b0087891_17351940.jpg


血糖値は4.4倍になってしまっています。。
何れもインシュリン投与後4時間ほど後の数値です。
この時のインシュリン製剤は、投与して6~8時間後が「一番効いている時間」ということでしたが、それにしても異常な値でした。

結局、この後、数日間隔で検査を繰り返し、やっと安定するインシュリン量に落ち着きます。
その後今日に至るまで毎朝、春之進は体に針を刺されてから朝食にありつける・・という可哀想な生活を続けています。
目は、もうほぼ見えていません。
よく物にぶつかっています。

それでも、今までの記憶や、嗅覚などで、階段の昇り降りはしますし、時には「見えてるの?」と思うような動きをします。

完治しない病気ですし、いつ急変するか分からないと言われているので、ある程度の心構えはできているのですが・・
まだ10歳と3ヶ月。
乙音の分まで長生きして欲しいと思います。

この血液検査結果表は、以前通っていた病院のものですが(病院オリジナルではないみたい)、こういった一覧表を持っていると、我が子が検査をしたときの数値記録にもなるし、どんな病気が疑われるのか?とか、「この項目は調べなくてもいいの?」・・ということも分かり易いかと思います。
血液検査の結果を飼い主に伝えるのに、口頭だったり、ただ数値が記録された、検査装置でプリントアウトしたレシート状のものだったりする場合が多いと思いますので。

実は、「検査や症状の一覧チェック表」みたいなものの配布を考えています。
新サイトに、自由にお持ち帰りして頂けるようなものを載せたいと思います。
(ただ、開設日には間に合わないと思います・・)


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by harutsuku | 2007-03-19 18:00 | 病気について
【独り言・・】

病気に関する記事は、新しくサイトを開設するまで書こうと思っています。
また更新頻度は落ちると思いますが。。

このブログはいつも暗い話題ばかりですが、今日も暗いかも・・
まあ、独り言なので流して下さい。


乙音が亡くなって早11ヶ月になろうとしています。
子供のいない私達夫婦にとっては、乙音はペットではなく、娘と同じでした。
その娘を助けてあげられなかったことで、私達は本当に深く悲しみました。

けれど、このブログを始めたことで、私はかなり早く立ち直れたと思います。
妻は少し遅れましたが、今は泣くこともなくなりました。
泣くことがなくなったというより、泣くまでの悲しみから抜け出した、と言った方が適切かもしれません。
乙音が亡くなった当時は、この悲しみ・苦しみから抜け出せないかもしれない・・なんて思ってました。
自分でも、今の精神状態は想像できないことでした。


喜怒哀楽は、たとえ同じ状況だったとしても、人それぞれで違いますよね?
私達と同じような悲しみを経験した全ての方が、私達と同じようになるとは言えません。
そして同じように、他の方の悲しみと、私達が同じであるとも言えません。

悲しみから癒えるまでの時間は、人それぞれだと思うんです。
早く癒えたからと言って、悲しみが無くなったわけじゃない。
ずっと悲しくたって、いいと思うんです。
泣いていたっていいと思うんです。
無理に立ち直ろうとする必要はないんだと思います。

人それぞれ・・です。

ただ、私は、たまたまブログを続けたことによって、悲しみの矛先を別の方向に向けることが出来た・・ってだけで。

今こうして時間を使ってブログを書いていることや、新しくサイトを作ろうとしていることは、
自分の中にある、「乙音を失った悲しみを癒すこと」でもあるんです。

正直、この先はもっと忙しくなります。
いろいろやらなければならないことが山積しています。
でも、このブログを始めた時の気持ちをずっと持っていられると思うので、新たにブログより手の掛かる、サイトを運営することにしました。

思うままに書いているので、わけの分からない内容になってるかもしれないですが・・
何を言いたいのかというと、

  「自分を基準に、他人の悲しみの程度を勝手に判断しないで下さい!」 ・・ってことです。

何かあったとか、そういうわけではないのですが、ちょっと急にこんな気持ちが込み上げて来まして。。
わざわざブログに公開することでもないんですが・・
誰かに聞いて欲しかった・・ってことですかね w。。

「落ち」がなくてすいません。。

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by harutsuku | 2007-03-15 01:46 | ペットロス
【発症16・17日目での悪化について】

1年前の昨日と今日の2日間で、乙音には目に見えた悪化がありました。
体重の激減です。。


    ・大量の下痢
    ・体重激減 2日間で2kg→1.7kg、背骨が浮き出る。
    ・食欲にムラあり。
    ・腸の疾患の可能性を聞くが「ないだろう」とのこと。

前日の夕方頃だったと思うのですが、下痢をしました。
量自体はさほどではなかったと思います。
けれどこの日の夜、大量の下痢をします。

日中、通院し、前日下痢をしたことから、「腸リンパ管拡張・・とか、腸の病気の可能性はないですか?」と獣医師に聞きましたが、「頻繁な下痢じゃないから、ないでしょう。」と、あっさり言われてしまいます。

この晩の下痢の後、乙音の背骨が浮いているのが分かりました。
良く見ると、体中、やせ細って見えました。
大量の下痢の前には気付かなかったので、この下痢で一気に衰弱したように思えます。


今思えば・・

もう、書くのも虚しいのですが・・
頻繁ではないものの、下痢はしたし、体重は激減し、衰弱してしまったので、これは一刻も早く病気を特定し、目先の症状を緩和するだけの対症療法ではなくて、適切な治療を行うべき段階でした。。

頻繁に下痢をしていれば、徐々に体重は減るのでしょうが、この時は本当に一発で減りました。
普通のことではないでしょう・・
それでも私は、この後1週間余り、生検することを決めていませんでした。。
ダメな飼い主です。。


2/27の記事からリアルタイムで読んで下さった方、如何でしたか?
「ちょっとおかしいなぁ・・」と思ってから2週間余りで、乙音はこんな状態になってしまいました。
乙音はきっと難しい重篤な病気だったんだと思いますが、飼い主が呑気にしているとこんなことになってしまう、悪い例として、参考になれば幸いです。

この後、2週間足らずで、乙音は最初の痙攣を起こし、その1ヶ月後に亡くなっています。
生検を決めてからも対症療法で経過を見ていました。
その日その時の乙音の病状に一喜一憂していました。
もうダメだと、確定診断をするために大学病院へ行くことを、私から獣医師にお願いしたのは、亡くなる僅か2週間余り前でした。

獣医師から、確定診断をするため、または、自分では手に負えないと判断され、大学病院などを勧めて頂ける場合は幸せです。

私達飼い主が心得ておかなければいけないと思っていることは、
「手に負えなかったり、一刻を争う状態ならば、大学病院や高度治療のできる病院へ受診することを、獣医師が勧めてくれるはず」・・という認識は、「間違っていると思っていたほうが良い」ということです。

「手に負えないと分かっていながら」、飼い主に選択肢を与えてくれない獣医師もいます。
飼い主が知識を持っていないと、「助かる選択肢がある」にもかかわらず、選ぶことができないなんて不幸が現実あることを、是非心のどこかに留めて欲しいと願います。


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by harutsuku | 2007-03-12 23:55 | 発症初期のこと
【発症15日目】 昨年の3/10のこと


     ・多飲多尿
     ・お腹の張り大
     ・排便があったが、下痢混じり
     ・体重が減り出す 2.2kg→2kg  
     ・食欲がややない

昼頃だったと思いますが、排便はあったものの、下痢と硬い便が混じったようなものでした。
大量と言うわけではなかったのですが、200gも体重が減っていました。(測定は夜8時頃)
食欲は相変わらずある方ではなく、元気もあまり無く、多飲多尿で、依然としてお腹の張りは目立っていました。

通院し、血液検査とエコーをしました。
TPの値のみ測り、前回より少し下がった記憶があるので(記録していない。。)、3.0か2.9位だったと思います。
エコーでは、胸水の状態観察をしました。
「水の中に心臓が浮いている状態」 ←こう言われました。。



この日・・

「何の病気でしょう・・か?」と獣医師に聞きました。
「ん・・何でしょうね・・」と、笑みを浮かべて言うのです・・
「他の先生にも聞いてみますね」ということで、私も深く追求しなかったわけですが、「この先生、信用できないかもしれない」・・と、この頃から思い始めたような気がします。
(結局、最期まで、「聞いてみる」という「他の先生の見解」を聞くことはありませんでした。。)

便秘が改善されないこと、原因疾患が判らないこと、話し方に真剣さが感じられないこと・・
それまで、この獣医師を信用し、他の先生の受け持ち時間には行かないようにしていたのですが、この日を境に、不審感が日に日に募るようになっていきました。

排便はあったけれど、200gも体重が減ったことにドキドキしていました。
1割近い体重が丸一日で減るのは、やっぱりおかしいのでは・・と思いました。

前々日、低タンパク血症と判ってから、インターネットでいろいろ調べてみたのですが、やはり腸の病気に気が留まります。
けれど、それらの病気は「頻繁な下痢・激しい下痢・断続的な下痢」と、下痢を伴うことが書いてあります。
「やっぱり下痢をしないから、腸ではないんだろうか・・」 と、私は自分の直感を信じきれないでいました。


今ならば・・

さっさと大学病院など、高度診療機関へ行くようにします。
時間も費用も掛かりますが、この2週間が勝負だったと思います。
思い過ごしで、心配し過ぎで、大学病院へ行っても無駄(大した病気でない)だったり、
判らなかったりすることもあるでしょうが、乙音をこうして亡くした今の私ならば、
また同じようなことがあれば、過剰なくらいに「確定診断に拘る」と思います。

目先の治療で一喜一憂するのは、もううんざりですから。。


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by harutsuku | 2007-03-10 22:18 | 発症初期のこと
【発症14日目】

乙音が嘔吐した日から2週間経ったこの日、特に大きな変化はありませんでした。
と言っても良い状態だったわけではなく、相変わらず多飲多尿で、便秘で、食欲もあまり無く、元気もさほど無い・・という状態でした。

低タンパク血症と判明したことで、また処方食に戻したのですが、あまり食べません。。
匂い付けとして、ほんの少しスキムミルクを処方食にふりかけて与えてみると、匂いに釣られたのか食べてくれました。
後に、「牛の乳から作った物は、脂肪球が犬には大き過ぎて消化に悪い」・・ということを知るのですが。。
初診で頂いた薬(コロネル)は与えるのを止めました。
10日ほど飲ませていましたが、一向に改善されないからです。
止めたのは私の判断でした。


で、今ならば・・

低タンパク血症になったと分かったならば、この日も通院してでも原因追求をしたと思います。
この時は、様子を見ました。
もう、一日も無駄にできなかったのに・・と、悔やまれます。。

低タンパク血症である以上、タンパクの補給は必須です。
さもないと、胸水は更に溜まり、腹水も見られたことでしょう。
高タンパク・低脂肪の処方食を食べさせないことにはどうにもならないと、食べさせることに必死でした。
以前から、乙音はミルク系のものは好きだったので、脱脂粉乳であるスキムミルクなら、まだ牛乳よりはいいだろう(低脂肪ということで)と、与えました。
今なら、迷わず「ヤギミルク」です。。

コロネルを飲ませるかどうかを獣医師に聞いていなかったのですが、独自の判断で飲ませなかったことは、結果的には良かったようです。
ですが、やはり「飼い主の勝手な判断」・・はマズイと思います。
一応、獣医師に相談はすべきだと思います。
ただ、飼い主が深く調べ、明らかに「獣医師の治療・投薬」に疑問がある場合は、他の獣医師に早急に聞く(転院など)ことが良いと思いますが。


この日まで、乙音の体重は2.2kgでした。
(発症2日目から、体重は測っていました。)
体重が減らないということも、私が安易に考えていた理由の一つだったのかもしれません。
そして1年前の明日3/10から、ついに体重の減少が見られるようになってしまうのでした。。

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by harutsuku | 2007-03-09 23:35 | 発症初期のこと



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