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~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



【2006/4/15 闘病51日目】

おとといは、少しナーバスになってしまい、皆様にはご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。また、温かいコメントを頂き、ありがとうございます。

乙音のことをブログに書こうと思った日(4/28)は、とにかく、乙音がいなくなってしまったことが辛くて淋しくていたたまれませんでした。。気を紛らわすために、妻と仔犬を見にペットショップをハシゴしてみたり、ペットロスの掲示板を見たり、乙音の昔の画像を眺めてはため息ついたり・・そんな状態でした。

長い闘病生活を経て亡くなったとは言え、亡くなるなんてことは信じたくなかった、「そんなことはあるはずがない!」と思っていたので、大学病院から電話を頂いて、冷たくなった乙音を見ても、「いつものように動きだすんじゃないか」と思っていました。看取ってあげられなかったので尚更、「死」を受け入れられなかったんだと思います。

火葬して、小さな骨壷の半分にも満たない骨になってしまってやっと、「死んでしまった」という事実を受け入れなければならない気持ちに、ほんの少しですが・・なりました。ですが、乙音のことが愛しくて、戻ってきて欲しくて、じっとしていられなくて、ブログを書き始めようと思いました。

ブログの中で、「生きていた乙音を再現」することで、乙音と接していたかったのかもしれません。。
ブログを書いている今、私の中では、「乙音は生きている」のです・・
乙音の最期を書いた時点で、また乙音はいなくなってしまうのです・・


【2006/4/15 闘病51日目】_b0087891_23145861.jpg
闘病記を書くときは、メモとレシートを見ます。過去記事、「レシートの記憶」でご紹介したレシート24枚(実質27枚)は、残り4枚になりました。
残りはたくさんあったはずなのに、もう残り4枚です。。



2006/4/15 闘病51日目

この数日、「痙攣する・しない」の狭間にいるような状態でした・・
本当に、本当に、不安になっていました。。




~続き~

     0:05  排尿、排便(普通、4cm)
     1:10  排尿
     2:30   〃
     4:00   〃
     5:40  排尿+飲水
     8:00     〃       よく寝ている
     9:20  排尿 
    10:30   〃

普通の排便がありました。この頃も、下痢は殆どしませんでした。
前日(闘病50日目)は、痙攣こそ起こさなかったのですが、前兆はありました。ステロイドとCaの注射のタイミングが良かったのか、無事に危機を回避できたのですが、いつまた容態が悪くなるか、気が気でない状態でした。
「(副作用を考えて)ステロイドはなるべく少なくしていきたい」という先生の意向もあって、この日は様子を見ながらステロイドを少量ずつ投与してみることにしました。

    11:30  注射(Ca、ブドウ糖)
    13:30  排尿+飲水    食欲なし・・
           ステロイド1/4量、胃薬、ニュートリカル×1
    15:05  排尿、排便(普通3cm)、にぼし10匹
    15:10  排尿、ドライフード5g、ステロイド1/4量、抗生剤

朝から食欲がありません。。ステロイドを少量与えてみました。
1時間半経ってから、少し食欲が出てきたようです。
ステロイドの副作用(多食)のお陰だと思われます。
ドライフードも食べたので、調子が良くなってきた様子でした。
もう少しステロイドを投与してみました。

    16:00  通院  Ca、ステロイド、ブドウ糖を皮下注射
         
先生に昨夜~の状況を説明しました。「ステロイドが痙攣防止に効いている感じがある」という、先生の見解でした。先日の記事に書いた、「脳の周りに水がたまっている」ことによる「てんかん」の可能性は、この時に教えて頂きました。Ca値の低下か低血糖が痙攣の原因と思っていたので、その話を聞いて、何とも言えない気持ちになりました・・。

「痙攣を起こす条件」として、Ca値の低下だけでなく、「+αの条件」があるようだとは思っていました。それが何かは分かりませんでしたが・・。
痙攣を起こす時は、腹水が目立ちます。同様に、「脳の周りにも水が溜まる」ということも、十分考えられると思いました。

ステロイドは「様子を見ながらできるだけ少なめに投与する」という指示を頂きました。
今までは、通院して何かしらの処置をすれば、その晩は安心していられたのですが、先日は通院後に痙攣を起こしたので、安心はできません。。


    17:45  排尿+飲水  落ち着かない・・
    18:25  排尿       フラつく・・
    19:45  胃薬+飲水(スポイト)  寝ている

「落ち着かない」「フラつく」・・嫌な予感がしていました。。
通院の際に、Caとステロイド、ブドウ糖は投与してあります。
投与する間隔があまりに短いので、どうすればいいのか・・と思っていました。
またも、診察時間外のことです・・

その後、眠ったので、大丈夫かなと思っていた矢先・・

    20:00  嘔吐、痙攣、失禁・・  
           Ca注射

寝ていて、起き上がって嘔吐しました。嘔吐してすぐに痙攣を起こしました。。
何が原因の痙攣か分かりませんが、すかさずCaは注射しました。
投与の間隔なんて、もう、言っていられません。。

    20:50  排尿
    21:40  飲水、ニュートリカル×2  少し元気になる
    22:25  排尿
    23:45  排尿



これで痙攣は5回目、前の痙攣から2日しか経っていません・・
しかも、また通院後のことでした。
その上、痙攣の原因と考えられていた、「Ca値低下、低血糖、脳圧の上昇」に対応した「Ca、ブドウ糖、ステロイド」を病院で投与してから、わずか4時間後のことでした・・
今までは、Caを投与後、そんな短い時間で痙攣を起こすことはありませんでした。
・・これでは防ぎようがありません。。

舌の色が非常に悪くなっていました。
以前は「血色の良い鮮やかなピンク色」だった舌が、「血色の悪い薄紫っぽい色」に変わっていました・・。


乙音は元々無駄吠えをしないので、そう言えばずっと鳴き声を聞いていませんでした。
注射をしても鳴くことはなく、きっとどこかが痛いのであろう状況でも、鳴くことはありませんでした・・。
過去記事に書いたように、分娩の時にも一言も鳴かなかった乙音でしたから、注射針が刺さった程度の痛みは全然我慢できたと思いますが、この頃は、「腸の病変」がかなり進行して大きくなっていたのではないかと思われますので、痛みもあったはずです。
私は大病をしたことがないので実感として分からないですが、昨年、妻が腸炎で入院し、その苦しんだところを見ていますので、乙音もきっと、相当の痛みがあったのではないかと思います・・

・・本当に我慢強い子でした。

また、「ク~ン」と、甘えて鳴くこともあまりなかったので、この頃は乙音の「声」を、ほんとに聞くことができなかった記憶があります。話し掛ければ見てくれますが、喜んでしっぽを振ったり、顔を舐めてくることもありませんでした・・

元気が良かった頃は、勝気な子だったので、春之進に勝負を挑むこともありました。
私の腕枕で寝ていて、そこへ春之進が割りこんで来ようとすると、「ここはあたちのばしょよっ!」と言わんばかりに「ウ~」っと威嚇してました(苦笑)
体は小さいけれど、負けず嫌いな乙音でした。
でも、わがままばかりではないところがあって、言うことは素直に聞きました。
陽気なヨーキーらしい、「落ち込まない」性格が羨ましかったですね・・


【2006/4/15 闘病51日目】_b0087891_138565.jpg
この晩は、これで落ち着いて、朝を迎えられると思っていました。
・・今まではそうだったからです。

でも、乙音の病気は・・・
もう、かなり進行してしまっていたようです・・




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by harutsuku | 2006-07-21 01:41
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動画:在りし日の乙音
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