~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



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【情報提供のお願い:僧帽弁閉鎖不全症】

昨日、海外にお住まいの日本人の方からコメントを頂きました。
お子さんが僧帽弁閉鎖不全症と診断され、現在、咳・呼吸困難・心拍数180という状態のようです。
気管を圧迫し、肺水腫もみられるようで、血管拡張剤を投与され、強心剤と利尿剤は「呼吸困難が続くようになるまでは辛抱するように」と言われているようです。

飼い主として、我が子の苦しみを和らげる方法はないものかと、ここにコメントを頂きました。
海外の離島にお住まいのため、日本国内のような医療環境でない上に、言語の違いもあって、非常に不安な思いをされているようです。


我が子が僧帽弁閉鎖不全症になり、看護をご経験された方・現在看護中の方、
何か飼い主ができることや気をつけること、治療についてなど、情報をお寄せ頂けないでしょうか?


宜しくお願いします。
(下のコメント欄へお願いします)


以下、頂いたコメントです。

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Commented by 蒼いイルカ at 2007-10-06 14:47

始めまして、私は海外の離島に8歳のコーギーとポメラニアンの雑種の愛犬と住んでいます。
先月、定期健診の為、本島に連れて行ったところ、僧帽弁閉鎖不全症と言われ、血管拡張剤を投与されました。
レントゲンで見ると気管を圧迫し、肺水腫も見られたようです。
非常時用に強心剤+利尿剤を貰いましたが、呼吸困難が続くようになるまでは辛抱するように言われ、毎日、苦しそうな息遣いと早い呼吸です。
心拍数も180以上です。
少しでも楽な姿勢がないかと左を上にして寝させたりしているのですが、本人の好きな姿勢が一番楽なのでしょうか・・・
犬の心臓の図解によると、フセの上体が血が逆流しないようですが、少しでも楽に過ごさせてやれる方法はないでしょうか。。。
夜中の3時頃になると苦しそうに咳き込むので一緒に寝ているのでこれからどうなるのかと不安で一杯です。
仕事の為、一緒に居てやれる時間も少ないので辛いところです。
酸素投与等も良いのでしょうか・・・
もし、日本で同じ病気にかかっている子が居たら、何か情報をお知らせ頂けますでしょうか?
何分フランス語での説明、本国から離れている為、医療もままなりません。
宜しくお願い致します。 

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by harutsuku | 2007-10-07 00:45 | 呼びかけ/告知
【腎疾患が疑われる場合の血液検査(2/2)】

腎機能チェックの検査には、クレアチニンの値を基にした下記の検査方法があるようです。
血液検査項目であるクレアチニン(Cre)は、「腎臓以外の要因から影響を受けない」ということから、腎機能のチェックに適しているようです。

  ①内因性クレアチニンクリアランス
  ②外因性     〃


それぞれの詳細です。


①内因性クレアチニンクリアランス

【目的】
 ・血中にあるクレアチニンが、肝臓の働きによって尿にどれだけ排泄されるかを調べる。
  
【方法】
 1)膀胱洗浄
 2)カテーテルで尿を20分間採取
 3)10分後に採血 ⇒血中クレアチンを測定
 4)クレアチン値、尿量、体重を測る


【判定】
 下記の式で正常範囲かどうかを判定する
 
  CCr= 尿中クレアチニン×尿量 / 血中クレアチニン×20×体重(kg)

   正常値=犬:2.4~5.0 (ml/min/kg)
         猫:1.9~5.0     〃



②外因性クレアチニンクリアランス

【目的】
 ・外から与えたクレアチニンが、どれだけ排泄されるかを調べる

【方法】
 1)クレアチニン溶液(50mg/ml程度)を皮下注射(※注射液量は10ml以下)
 2)体重の3%相当の水を経口チューブで胃内に注入
 3)クレアチニン投与50~60分後に生理食塩水で膀胱洗浄
 4)注射後60分経過してから、20分間隔で採尿
 5)採尿開始時と終了時に血清サンプルを採取
   ※下記の式にはこの2回の平均値を代入

【判定】
 下記の式で正常範囲かどうかを判定する

  CCr= 尿中クレアチニン×尿量 / 血中クレアチニン(平均値)×20×体重(kg)

   正常値=犬:3.5~5.0 (ml/min/kg)
         猫:2.5~4.0     〃

・雄犬の場合、上記CCrは、糸球体濾過量(GFR)をやや上回る。
・猫の場合、GFRをわずかに下回る。

   ※糸球体濾過量(GFR)とは
     糸球体という腎臓内の毛細血管が、血液から濾過した原尿の量。




サイトもぼちぼち更新していますので、宜しかったらご覧下さい。

     
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by harutsuku | 2007-10-05 23:00 | 検査・治療の知識
【腎疾患が疑われる場合の血液検査(1/2)】

腎疾患が疑われる場合の血液検査について。

腎疾患(の見極め・経過観察)に関係する血液検査項目は下記の通りです。

 【腎疾患パネル】
 〔一次〕 BUN(血中尿素窒素)、Cre(血清クレアチニン)、尿比重(USG)
 〔二次〕 P(血清無機リン)、Ca(血清カルシウム)、K(血清カリウム)、Cl(血清クロール)


・一次パネルの3項目は必須。
・腎不全などの場合、腎臓以外の要因から影響を受けない「クレアチニン」の検査結果が重要。


【クレアチニン・BUNの上昇+等張尿(※1)+濃縮尿、の場合の血液検査】

 ナトリウム、カリウム、カルシウム、TP、アルブミン、血糖値、T-cho(総コレステロール)
 加えて、腎臓のX線検査、超音波検査を行うのが望ましい。

   ※1:等張尿:血漿浸透圧と同じ尿。(比重は1.010)


【高カルシウム血症によるものかの見極め(※2)】

  リンの上昇があるかを調べる。
         ⇒上昇ありの場合、カルシウムの低下があるかを見る。

 ※2:腎疾患の多く(7~8割)はカルシウム値は正常を示すが、上昇を示す場合もある。
    


カルシウム値が高い場合の注意点です。

   ①腎不全によって、カルシウム値が高い 
   ②高カルシウム血症によって、腎機能が低下している

①も②も、「腎機能の低下+Ca値が高い」状態です。
どちらが先か・・という問題ですが、原因が何かを突き止める上ではとても注意が必要です。


①の場合は、「原因は腎疾患」・・ということが分かっています。
腎疾患の治療を始めることができます。

ただ、②の場合は、「高カルシウム血症が原因」です。
高カルシウム血症の「原因となっている疾患は何か?」・・を探る必要があります。
【血液検査項目2 Caについて】 にも書きましたが、もしかしたらこんな病気が隠れているかもしれないのです・・・

  ・リンパ肉腫(犬) (※猫は稀)
  ・リンパ性白血病
  ・多発性骨髄腫
  ・骨髄増殖性疾患
  ・肛門アポクリン線癌
  ・肛門嚢癌 (※高齢の雌犬に多い)
  ・腫瘍の骨への転移


参考にしている本には、
Ca、Cre、BUN、P・・の測定だけでは、①②の区別はし難い」・・と書かれていました。
・・まあ、確かにそう単純なものではないのでしょう。

やはり、血液検査の結果と併せて、総合的に診ることは重要だと思いました。
「状態・症状優先で診る」・・・ことは、隠れた疾患を見落とさないために必要だと思います。

それと、「イレギュラーなことはある」ということを、獣医師は常に頭に入れていて頂きたいと。
頻繁な下痢をせず、それ故に「腸の疾患ではない」と言われてしまっていた乙音が、
亡くなる前日に、「腸に病変があった」ということが分かったことからも言えます。。

そんな時、「飼い主の直感」というのは、とっても大切だと改めて思うわけです。
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by harutsuku | 2007-10-03 23:15 | 検査・治療の知識
【犬のニュースサイト】

※血液検査、次は腎疾患の場合についてを書く予定ですが、この手の記事は本を読みながら書いているため、もう暫くお持ち下さい。。(サクサク書けないので・・)


サイトにも貼ってありますが、犬のニュースサイトについてご紹介です。
yahooやGoogleなどで検索するよりは、ご興味のある情報が手軽に入るかと思います。
どちらのサイトも、ほぼ毎日更新されており、リアルタイムに情報が入手できるのでお薦めです。


     犬のニュース01 ※メルマガもあります
     犬のニュース Dog Super Guide
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by harutsuku | 2007-10-01 19:19 | 呼びかけ/告知



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