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~原因不明の病気と闘った愛犬の記録~



【名古屋の高度医療動物病院】

ここにお越し頂いた「chamahimeさん」から教えて頂いた病院について。
この情報は、サイト開設後、5/15に教えて頂いていましたので、1ヶ月以上も掲載しておりませんでした。
chamahimeさん、誠に申し訳ありませんでした。

以下、chamahimeさんからのメールを転載します。
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動物看護士さんからの紹介病院を報告します。

麻布大学動物医療センターで整形外科・脳神経外科の専門医として従事していた獣医師です。
股関節形成不全・膝蓋骨脱臼など、手術の腕は日本一。・・(紹介者・動物看護士の感想)
日々、骨格の遺伝疾患に悩むワンコと飼い主さん達を前にし、「ストップ!乱繁殖!!」を訴え、ついに仲間の先生方とNPO法人を立ち上げました。
骨格の遺伝疾患の子を登録し、繁殖ラインから外して行こう!というのが目的です。

その先生がこの春に名古屋で開業しました。
何かの参考になればと思います。

   名古屋動物整形外科病院

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病院長は、現在も週2日、麻布大学付属動物病院(神奈川県相模原市)で、診察と手術を担当されていらっしゃるようです。 ※毎週かどうかは要確認です。
  麻布大学付属大学病院--小動物診療担当医
※関東地方の方も、名古屋まで行かなくても済みますね。

文中のNPO法人は、日本動物遺伝病ネットワーク です。

無謀な繁殖によって、病気などを「背負わされてしまった」動物達は、年々増えているといいます。
専門的知識を持った獣医師が、このような状況に立ち向かって頂けることは、不幸な目に遭う動物を減らすことにきっと繋がるだろうし、私達動物を愛する飼い主にとっても、とても喜ばしいことです。
動物のことを助けたいと、心から思っていなければ、多忙であるにもかかわらず、このような非営利活動などできるものではないと思います。

この病院のHPには、「飼い主様の権利」「飼い主様へのお願い」というページがあります。
私は、読んで感動しました。
私たち飼い主が、「あきらめて」いたことを、「権利はあるんだよ」と明言されているし、
「動物を救ってあげたい!」という「気持ち」が感じられたからです。  ⇒こちら


この病院の病院長である、「陰山 敏昭・獣医師」ですが・・
私がこのブログを始めるきっかけになったHP、「タンゴの闘病記」のタンゴくんの主治医だったのではないかと思います。
もしお時間がある方は、この タンゴの闘病記 を最初からお読み頂ければと思います。
この先生の素晴らしいお人柄が窺えます。

お時間の無い方は、ここ の「12月2日 K先生からの手紙」を是非読んでみて下さい。
(文末に、先生からの手紙へのリンクがあります)

全ての獣医師が、このような「思い」をお持ちであれば、人為的に不幸になってしまうような動物は激減することと思います。

そう願いたいものです・・

 
# by harutsuku | 2007-06-25 23:40 | 大学病院/お薦め病院
【雷と乙音】
ここ数ヶ月、ずっと安定したアクセス数だったのですが、先週の金曜日からアクセスが3割以上増えています。(今日は落ち着いていますが)
リンクして頂いたり、記事などでご紹介頂いた方がおられましたら、一言お礼をさせて頂きたいと思いますので、宜しければコメントをお願いします。
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乙音のブログでありながら、乙音が長い間登場せず・・
手持ちの画像は全て掲載したのですが、また使いまわしていこうかと(笑)

梅雨に入り、大して雨も降らないですが、これから降雨量が増えるようですね。
ダムの貯水量が危機的状況という報道も耳にしますが、私の住んでいる地域では、渇水などという言葉は死語に等しいものです。
それでも近くに「雨乞いの山」なるものがあることを今日知りました。
昔は雨が降らなかったこともあったようです。


雨と言えば雷。
乙音の「三大嫌いごと」のひとつです。
因みに、三大嫌いごととは、①お留守番②子供のキンキン声、そして③雷です。

割と雷の多い地域なので、梅雨時には結構雷がゴロゴロしていました。
その度、春之進は珍しくワンワン吠え、負けじと乙音も小さい体を精一杯使って「ウーーー、ワン!」・・と吠えておりました(苦笑)
そして、忙しなく家中を駆け回っていましたっけ・・
本人、きっと警備しているつもりだったのだと思います。
雷の他にも、何か大きな音がする度に、どんなに爆睡していてもパトロールに出掛けていました。

【雷と乙音】_b0087891_21173166.jpg


パトロールを終え、私達の前に座ってこんな顔して、「異常なしです!」と、報告してくれましたっけ。
左手(乙音の利き手(脚))で敬礼でもしそうな感じです(笑)

虹の橋は、きっと雷などない世界でしょうから、パトロールすることもないかもしれないなぁ・・なんて思いました。
雷の音がする度に、そんな乙音の姿が愛しく思い出されます・・
# by harutsuku | 2007-06-19 21:21 | e.t.c.
【動脈硬化指数・・】

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久方ぶりの更新ですみません。。
昨日、かねてより療養中だった祖母が亡くなりました。
大正元年生まれでしたが、最期までボケることなく、とてもしっかりした祖母でした。
また数日更新できないと思いますが、ご了承下さい。


さて、春之進の肛門嚢炎は、すっかり良くなりました。
再発する可能性が高いようなので、毎日チェックしています。
あまりに私がお尻を触るので、春之進もちょっと困惑気味(笑)
これからは”肛門フェチ”になりそうな危険な香りがします(笑)

そして私。
先日の人間ドックの結果、「コレステロール値が高い」とか「左心室の波形が不自然」とか言われたのですが、あまり気にしていませんでした。
今日、病院に勤めている弟に、「結果を見たけど、ヤバイよ」・・と。
オイオイ、弟よ、脅すな・・
看護師の義妹も、「危険だね」  ・・なんと。。


今すぐヤバイってことはないけれど、動脈硬化指数が高いそうで・・
3.0以下が正常値に対し、3.5ほどあるようです。(正式な結果表はまだ届かない・・)
要注意ってことで。。

ここ数年、運動不足だし、食事は不規則だし、甘い物も好きだし、喫煙するし・・
んー、注意せねばなりませぬな・・と、思いました。

父の亡くなった年齢(47歳)に近付くにつれ、死が身近なことに感じられるようになり、いろいろ想うことも多いわけですが、まずは健康に気遣うことが必要だと思います。
今まで怪我も大病もせず、入院すらしたことのない私ですが、無念のまま亡くなっていった父や叔父や友人や乙音のためにも、長生きしたいなぁ・・と思うこの頃です。
# by harutsuku | 2007-06-15 00:40 | e.t.c.
【(血液検査における)臓器別パネル】

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昨日の記事に書いた「臓器別パネル」についてです。
(※参考:小動物臨床検査

臓器別に、血液検査の生化学検査項目リストに従って診断することを「パネル別評価法」というらしいですが、検索しても出てきません。。
なお、本には「一次パネル、二次パネル」と分けてありますが、まず一次パネルの項目を検査します。(スクリーニング:選別)
ここで異常値があった場合、二次パネル項目の検査をするようです。

病院で血液検査をして、どの項目を測ったのかを把握できていれば、下記に照らし合わせてみると、獣医師がどの臓器・病気に疑いを持っているかが、およそ分かると思います。

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【腎疾患パネル】
 〔一次〕 BUN(血中尿素窒素)、Cre(血清クレアチニン)、尿比重(USG)
 〔二次〕 P(血清無機リン)、Ca(血清カルシウム)、K(血清カリウム)、Cl(血清クロール)

【肝疾患パネル】
 〔一次〕 ALT(GPT:アラニンアミノトランスファラーゼ)、
      AST(GOT:アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)
      ALP(アルカリフォスファターゼ)、ALb(アルブミン)、TP(血漿総タンパク)
 〔二次〕 BUN、Cre、T-Bil(総ビリルビン)、T-cho(総コレステロール)、尿中Bil

【膵外分泌疾患パネル】
 〔一次〕 Amy(アミラーゼ)、Lip(リパーゼ)、BUN、Cre、USG、Ca、ALb
 〔二次〕 Glu(グルコース:血糖値)、ALT、ALP、T-cho、TG(トリグリセリド)

【消化器疾患パネル】

 〔一次〕 TP、ALb、Na、K、Cl

【上皮小体(副甲状腺)疾患パネル】
 〔一次〕 Ca、ALb、P、ALP
 〔二次〕 BUN、Cre、UN(尿素窒素)/Cre、尿検査

【甲状腺パネル】
 〔一次〕 T-cho 

【副腎パネル】
 〔一次〕 ALP、Na、K、BUN、Cre-Na、USG、Glu

【膵内分泌疾患パネル】
 〔一次〕 Glu、尿検査
 〔ニ次〕 ALT、ALP、Amy、BUN、Cre、TG

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※上記それぞれについて、さらに詳しく書いてあるのですが、今回は割愛します。
# by harutsuku | 2007-06-06 21:11 | 検査・治療の知識
【血液検査の項目と検査機器】

春之進のその後ですが、今のところ、化膿の状態も治まり、快方に向かっています。
ただ、再発する可能性が高いので、抗生剤をしばらく飲み続け、ちょくちょく患部のチェックをしないといけません。。
パンクする直前は相当苦しがっていたので、再発は何としても防いであげたいです。
皆様もお気を付け下さいませ・・



血液検査の基礎的な知識についてです。

血液検査は、大きく下記の2種類に分かれます。

  ①完全血球計数(計算):CBC(一般検査)
  ②生化学検査

①は、血液成分(赤血球・白血球・血小板など)の数や量を測る検査で、血液の状態を診るための検査です。

  ・赤血球の数や血液の濃さによって、「貧血」「脱水」が分かる。
  ・白血球の数によって、感染症、炎症、中毒・・などの疑いがあるかどうかが分かる。
  ・血小板の数によって、血液の固まり具合を診ることができる。 

・・・などが分かります。

②は、血液に含まれる物質の有無や量を調べることで、主に臓器の状態を診るための検査です。(↓参考:春之進の検査結果表。クリックで拡大します)

【血液検査の項目と検査機器】_b0087891_23153462.jpg


①②の検査はそれぞれ別の検査器で行います。

①の完全血球計数は、この ようなもの
②の生化学検査は、 この ような検査器です。  

各検査結果は、どのメーカーの検査器でも同じではなく、数値に多少の差(幅)がありますので、検査数値の判定は、「その検査器固有の判定値で見る」ことが必要のようです。

以前書きましたが、採血した血液は、血液が検査中に固まらないように抗凝固処理をします。
そして、検査器によっては、検査する前に精度合わせ(キャリブレーション)が必要で、これらが手順通りに行われていないと、正確な値が得られないことがあるようです。


獣医師の診断の指針となるように、検査結果に「疑わしい病気」がリストアップされる検査機器もあるようで、比較的経験の浅い獣医師でも的確な診断が出来るように?、動物用の検査装置も機能アップされているとか。
まあ、機械のことなので、それを信じ過ぎてもらっても困ると思うのですが・・

生化学検査の項目は、14~16項目程度の比色項目と、3~5項目程度の電解質項目があり(※検査機器により異なる)、全ての項目を検査すると検査費用が高くなってしまうため、「どの項目を検査するか?」は、以下の二通りのどちらかで行うようです。

 1)初回は全項目を測り、異常値を示した項目のみを継続して検査していく
 2)特定の臓器に異常がある場合に検査すべき項目のみを検査する
   ※「臓器別パネル」という、臓器ごとの検査項目リストがあるようです。


乙音の場合、獣医師は初回から看護師に測定項目を指示していました。
2)の方法だったようです。
この場合、検査費用は安く済みますが、「獣医師の見当違い」だった場合は、早期発見の妨げになり得るのでは?と思います。
血液検査をして「異常なし」であっても、「我が子の状態がどうもおかしい・・」という場合は、無駄になるかもしれませんが、他の項目の検査も必要なのでは?・・と思います。
# by harutsuku | 2007-06-05 23:18 | 検査・治療の知識



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動画:在りし日の乙音
在りし日の乙音(約4分)  
 
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